WOWOWで、2月7日(日)に放送されるドラマW「宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』」の制作発表会見が4日、都内で行われ、出演の加藤ローサ、中村蒼、下山天監督が出席した。
同ドラマは、作家・宮部みゆき氏の長編デビュー作をドラマ化した社会派ヒューマン・ミステリー。将来を嘱望されていた高校球児が殺されるという事件が起きる。探偵事務所の娘・加代子(加藤)は、被害者の弟・進也(中村)に掛けられた兄殺しの疑いを晴らすため、愛犬・マサと真相究明に乗り出す。
初のミステリー・ドラマに挑んだ加藤は「(劇中で)初めて死体を見たときや拳銃を見たときのリアクション、息子を亡くした父親と話をするといった、今までにない設定の芝居をどういうテンションで行えばいいのか迷いがありました。その都度、監督に頼りっ放しで指導していただきました」と苦労点を告白した。一方、中村は「今までに演じた役とは全然違う役で、兄を亡くしたシーンなど表情で気持ちを表現するところが難しかったです」と撮影を振り返った。
現場の雰囲気については、加藤が「重いシーンが多かったけど、控え室では切り替えてワイワイ楽しくやっていました」とコメント。すると、下山監督が「控え室の楽しそうな世界に入れないおじさんでした」と会場の笑いを誘った。
また、会見後半にはドラマで共演したイヌのマサが登場。加藤は「4、5カ月ぶりに会ったけど、わたしのこと覚えているかな? 全然目が合わない…」と、つれない態度のマサを横目に苦笑いを浮かべた。
さらに、バレンタインデーが近いことから、加藤から中村と下山監督、マサへサプライズのバレンタインプレゼントが贈られた。下山監督は「生きているといいことあるもんですね」とはにかみ、中村も「かなりうれしいです。おいしくいただきます」と笑顔を見せた。
2月7日(日)夜10:15-0:15 WOWOW(WOWOW2、3も)で放送