「好きを仕事にする」野田クリスタルの、仕事と趣味のバランス

ーー野田さんは筋トレやゲームなど、好きなことを仕事にしているイメージがあります。そういった仕事をしている時って、仕事と遊び、どちらの感覚が強いのでしょうか?
これは、説明がめっちゃ難しいんです。自分の趣味を仕事にするためにやっているのか、と聞かれたら、そうではなくて、どちらかというとやってたことが仕事になったなと感じています。ただ、なぜそうなったかと言ったら、芸歴が長すぎるからかなって。僕はもう一般の人が何も関係なく、何かをやっているって感覚がわからなくなってしまったんです。だから、遊んでいるものの、仕事になってしまったみたいな感覚なのかなと思います。
ーーなるほど。
もちろん、仕事とはいえ楽しんでやっているんですけどね。でも、僕はゲームのプレイも楽しいけど、それが何かにつながっていくみたいなのが好きなので、結局、ゲームの外側を計画したり、大会をやったらおもしろそうだなと勝手に企画を考えているときもおもしろいんですよね。結局そういう脳みそになっちゃってるので、別に仕事にするつもりはないけど、そういうことを考えることすら楽しいから仕事になっちゃってる。ゲームをやってるんだったら、作りたくなっちゃう、作るんだったらどうやってそれを見せるか考えちゃうんだと思います。
ーーお話を聞いて「楽しい」や「おもしろい」が軸になっているのだなと思いました。
そうですね。別にビジネスにするつもりはなくても、そういうことを考えている時も「楽しくないか?」とは思っていてそういう意味では自分にとって仕事であり遊びなんだと思います。僕の場合、興味のないものにとことん興味がないら、好きなことについてはとことん考えてしまうんでしょうね。
取材・文/於ありさ



































