救急科に銃で撃たれた組長をヤクザたちが運び込んでくる
救急車が到着し、朱羅は救急隊員から急患の心臓マッサージを引き継ぐ。保と歩夢に指示を出しながら必死に蘇生を試みる朱羅。そのさなか、銃で撃たれた組長をヤクザたちが運び込んでくる。「そんな女よりオヤジを治療しろ!」とすごむヤクザだが、朱羅にそんな脅しは通用しない。淡々と保に組長の処置の支持を出し、自分は女性患者の救命を続行。患者の心拍は戻るが、朱羅は右急性硬膜下血腫であると判断し、すぐにでも手術が必要となる。しかし、脳外科医もオペ室も空きがないため、朱羅はその場で手術を開始する。
そうこうするうちに組長の心電計の警告音が鳴る。それでも朱羅は保に心臓マッサージを指示して慎重に女性患者の手術を進める。業を煮やした舎弟が銃を突きつけるが、「――私の患者に手を出すな」と朱羅は舎弟の首筋にメスを向けて黙らせる。朱羅は女性患者の頭部にメスを入れて危機を回避すると、今度は組長の処置を始める。朱羅が人工血管を用意するように指示すると、保は「こんなところで大動脈手術なんて無理ですよ!」と叫ぶが、朱羅は冷静に素早く手術を終わらせる。
心電計が動き、保が「波形、戻りました!」と言うと、朱羅は脈を確認して「心拍再開」と告げる。舎弟たちは「親父!」と喜びの声をあげるのだった。
ドラマ冒頭から、朱羅の神がかった活躍が展開し、思わず息を飲んで見守った。X(旧Twitter)でも、「すごい迫力あった」「目まぐるしい展開にハラハラもクラクラもした」「胸が熱くなった」「あっという間やった」とコメントが寄せられ、トレンド1位を果たした。
◆構成・文=入江奈々































