“中国で一番有名な日本人”矢野浩二が語る、難役への挑戦
現在放送中のドラマ「さくらの親子丼」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジ系)は、摂食障害、貧困など現代の日本における社会問題をリアルに反映した社会派人情ドラマ。その中で、ひときわ異彩を放つのが“中国で一番有名な日本人”と呼ばれる矢野浩二だ。
矢野は2001年に中国ドラマへ出演以降、中国を拠点として数多くの映像作品等に出演。中国版ツイッターのフォロワー数は151万人で、絶大な人気と知名度を誇っており、今では矢野の出演する日本ドラマを中国の人々が注目する現象も起きている。
矢野は、この状況を「16年間、中国でやってきたというのもありますが、とてもありがたいことです」と非常に謙虚な姿勢。「『あの頃の浩二さんを見て大人になりました!!』と、街で声を掛けてくれる子たちがとても多いんです。
この前も普通にコンビニに行って買い物をしていたら、今の店員さんは中国の方が多いので、『えっ!! 浩二、何してんの?』って、驚いて声を掛けてくださったんです。なので、『今仕事終わって、帰る途中なんや』と僕も世間話を中国語で話して、隣にいる日本人の店長さんが僕らを不思議な顔で見てる。そういう境遇がとても楽しいんですよ」と笑顔で話す。
そんな矢野が演じるのは、真矢ミキ演じるさくらが営む古書店「九十九堂」の常連であり、コミュニケーションは下手だが絵が上手な男・玉置玄。口数こそ少ないものの、時たま発する言葉はメッセージ性が強く、それぞれが事情を抱えた常連の中でも強い個性を放つ難役だ。
矢野は「玄さんはドラマにおいて、ある意味、確実にヒットを打たなくてはいけない重要なピンチヒッター的役柄だと思っています。
現場で真矢さんのお芝居を見て、一言一言のせりふを聞くと、感極まってうるうるしちゃうんです。でも、玄さんは感情をあまり表に出さない人なので、その気持ちを断ち切っている。そういう部分は非常にやりづらい部分はありますね(笑)」と冗談っぽく語る。
最後に、矢野はドラマの見どころについて「周りの友だちにドラマを見た感想を聞くと、『感動した』という人もいたり、『つらい気持ちにもなった』という人もいて…。でも、最終的にはホッとさせられる温かい、最近の日本のドラマにはないスタイルの物語になっていると思います。
さくらさんが発するメッセージや、僕らも含めたそれぞれにメッセージ性があるので、言葉の一つ一つを受け止めて何かの励みにしてもらい、明日への活力にしていただけたらと思っています」と力強くメッセージを送った。
毎週土曜夜11:40-0:35
フジ系で放送
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