浜野謙太『撮影が終わったら死んでもいい!』と「男の操」で男気を見せる
11月12日(日)から放送がスタートするドラマ「男の操」(毎週日曜夜10:00-10:50、NHK BSプレミアム)の第1話試写会が行われ、主演の浜野謙太をはじめ、粟野咲莉、倉科カナ、佐藤隆太、安達祐実が登壇した。同ドラマは、売れない演歌歌手・五木みさお(浜野)が男手ひとつで娘・あわれ(粟野)を育てながら紅白出場の夢をかなえるべく奮闘する姿を描いている。
主人公・みさおを演じる浜野は、同作について「最初に共演者する方々を聞いた時に『俺が主役でいいの?』と思うくらい、本当に主役を張れるキャストがそろっています。現場はすごく和気あいあいとしていて、すごくいい雰囲気なんです。皆さんにこのドラマを目撃してほしいです」と力いっぱいに語る。
会見は、そんな現場の雰囲気が伝わるような終始和やかなムード。
みさおの所属事務所「深情プロダクション」社長の深情マリを演じている安達は、浜野がボーカルを担当しているバンド「在日ファンク」のライブを見に行ったことを明かし、「ステージ上で輝いている浜野さんと、ステージを見ているお客さんの音楽を楽しんでいる様子を見て、深情もこういう風景に夢を見たんだなと改めて実感しました」とコメント。しかし、エピソードを話している間、浜野の名前を「天野さん」と間違えており、出演者全員にツッコまれていた。
みさおの妻・五木純子(倉科)は、すでに亡くなっており、みさおとあわれのために多くのビデオメッセージを残している役柄。劇中では、ビデオで2人にエールを送る場面が多く、倉科は1人の撮影に孤独を感じることが多かったという。
浜野の歌を聴いた感想を尋ねられると、「亡くなっている役なので、私はまだみさおの持ち歌の『男の操』を生で聴けていないんですけど…。でも、以前浜野さんの舞台を拝見した時に感動したので、本当にうそがなく、純子としても、倉科カナとしても、みさおの歌をたくさんの人に届けてほしいと思ったんです。私も早く生で聴きたいです」と浜野におねだり。その言葉をニヤニヤしながら聞いている浜野を、安達や佐藤が「喜んでる~!」とからかっていた。
また、粟野が「パパ上(劇中でのみさおの呼び名)が頑張っているなと感じられるから、『男の操』という曲が大好きです。だから、パパ上が本当にCD出したら私も売るの頑張る!」と浜野の目を見ながら話す様子は、本当の親子のようだった。
みさおと同じ事務所に所属し、同じくうだつの上がらない演歌歌手の面道保役の佐藤隆太は、「ハマケン(浜野の愛称)は、演歌を見事に歌い上げていました。第1話でみさおが歌うシーンで、初めて『あ、この人格好いいんだ!』と感じたんです。そのシーンだけですけど!
本当にその時だけは、僕ら俳優とは違って普段はアーティストなので、歌で気持ちを届ける姿がやっぱり見事だなと思いました。でも、ちょいちょいアーティストっぽさを出してくるんですよ。俺が『とき~は』(『男の操』の一節)って歌うと指導してくるんです」と浜野に詰め寄ると、それを受けた浜野が「隆太さん歌い方が違う『とき~は』だよ」と得意げに指摘。会場の笑いを誘っていた。
いつものバンドとは違う演歌の歌唱には、浜野自身も苦労したと言い、「歌唱指導の先生に、『今までの歌い方を全部捨ててください』と言われました。僕がいつも歌っているのは、洋楽寄りの発声なので、日本語の響きをきれいに伝える演歌を、細かく意識しながら歌いました」と語り、参考にした歌手は三山ひろしと明かした。「今までの意識していた、ブラックミュージックとは違った音楽を学べて、歌手としてのキャリアでも貴重な経験になりました」と撮影を振り返った。
そして、浜野は「びっくりするような豪華なキャストと熱いスタッフの中で、じっくり撮影させてもらっています。もうこの撮影が終わったら死んでもいいと思っているくらい、本当に幸せです」と笑顔でドラマをアピールした。
11月12日(日)スタート
毎週日曜夜10:00-10:50
NHK BSプレミアムで放送
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