中村倫也、生田斗真の“メイク報告”を暴露「うまくできた日は僕の楽屋に来て『見て！』って」

映画会見

2025/06/27 20:38

俳優の生田斗真、中村倫也、古田新太が、6月27日に都内で開催された「ゲキ×シネ『バサラオ』」初日舞台あいさつに登場。舞台上演中のエピソードなどを語った。

2024年に上演された大ヒット舞台が「ゲキ×シネ」で上映開始

同作は、劇団☆新感線が2024年秋に福岡、東京、大阪にて97回にわたって上演し、15万人を動員した大ヒット舞台を映像化したもの。脚本の中島かずき氏が史実を基にしつつ発想した、南北朝時代ならぬ“東西朝時代”を舞台に、絶世の美貌を持つヒュウガ(生田)と、ヒュウガの野心に巻き込まれた軍師・カイリ(中村)、さらにゴノミカド(古田)らによる裏切りに次ぐ裏切り、逆転に次ぐ逆転を描いたストーリー。

劇団☆新感線の舞台を映画館で上映するプロジェクト「ゲキ×シネ」では、同作を映画館の大スクリーンで迫力ある映像、劇場用にリミックスされた音声を楽しむことができる。

生田が演じたのは絶世の美貌を誇るヒュウガということで、美を保つために意識したことを聞かれると「お化粧をとっても頑張りました。本当にお化粧が苦手で、以前中村倫也くんと共演した際には(化粧のせいで)右目と左目の大きさが違うとか、曲がっちゃっているような場面があったんですけど、今回そういうわけにはいかないですから、一生懸命きれいに見えるようにやりました」と打ち明けた。

また、ネイルについても「落とすのが大変だったので常に塗りっ放しでやっていました」とした上で、「97公演やってきて、3、4カ月くらいずっと赤いネイルをしていると、取ったときに爪がボロボロになっていましたね。シワシワになっちゃって…。除光液でぐにゅぐにゅ取って、赤を塗って…と繰り返していたんだけど」と生田が吐露すると、中村は「斗真くんっぽい。『これやったらきれいになるよ』って言われたことを一生懸命にやって、言われていないケアを知らずにそのままいく感じが」と、柔和な笑みを浮かべていた。

中村、生田から「『ちゃんとできたね』のカツアゲをされていました」

その流れで中村は「メイクに関して言うと、(生田がメイクを)うまくできた日は僕の楽屋に斗真くんが『見て！』って本番が始まる前に来て、『ちゃんとできたね』のカツアゲをされていました」とかわいらしい生田の“メイク報告”を暴露すると、生田は笑いながらも「あなたメイク時間短かったね！僕は1時間前からバッチリメイクをして楽屋に行くんですけど、どスッピンなんですよ。もう始まるのに。それでも上手にやってらっしゃるからさ」と驚きを隠せない様子。

それを受け、中村は「15分程度でメイクは完成していた」とし、「この舞台は大変だから、直前までやる気を入れたくなかったの。準備を始めるとなると、やんなきゃ！ってモードになる。ギリまでスッピンでオフスイッチを入れてた」と、中村なりの流儀があってギリギリまでメイクをしなかった理由を説明した。

一方、古田は2人について「昔から知っている2人だから。(劇団☆)新感線で一緒になるのは初めてだけど、映像も一緒にやっているし」と旧知の仲であることを明かしつつ、「俺は『ロッキー・ホラー(・ショー)』のとき、爪はものすごくネイルケアしてたよ」と生田に報告すると、生田は「そうなんだ！(笑)　聞けば良かった…ボロボロだった」とポツリとこぼし、観客の笑いを誘っていた。

「ゲキ×シネ『バサラオ』」は、6月27日より3週間限定で上映される。

◆取材・文・撮影＝森井夏月(STABLENT)