新たな敵<ヴィラン>の存在も匂わされた最終回
またポップ☆ステップ(以下、ポップ/CV:長谷川育美)は大成功に終わった“なるフェス”を経てアイドルとして自信が持てるようになり、ファンレターも届くように。コーイチも以前と変わらず、ヴィジランテ活動に励む日々を送っていた。
ある日、敵<ヴィラン>に追い詰められていたところをキャプテン・セレブリティ(CV:森川智之)に助けてもらったコーイチ。マネージャーの塚内真(以下、マコト/CV:瀬戸麻沙美)に仕事を詰め込まれ、ただでさえ忙しいセレブリティは苦言を漏らす。実際に敵<ヴィラン>が強すぎて、コーイチたちだけでは手に負えなくなることが増えていた。
警視庁でもそのことは問題に。鰻沢照生は人の姿に戻らず、医師の診断のよると“個性”の暴走ではなく、半永久的な変異だという。同じようなケースが相次ぎ、その全員の血中からは致死量の数倍の濃度の「“個性”因子誘発物質(イディオ・トリガー)」が検出されていた。マコトの兄・塚内直正(CV:川島得愛)ら警察は、何者かの手によって“トリガー”の過剰投与に耐え得る身体機能を人為的に与えられたとみて捜査を進めているという。
気になるのはその目的。理性が飛んでしまう突発性ヴィランには複雑な計画犯罪を実行することはできず、新型に至っては暴れた後に逃げ隠れすることすら不可能だった。そのことから、「背後に捨て駒を使って何かを企てている奴がいる」と考えるイレイザーヘッド(CV:諏訪部順一)。

そんな中、マルカネ百貨店で再びイベントが行われ、ひょんなことからステージに立つことになったコーイチ。そこに現れたのは以前、コーイチたちが確保に協力した“個性”コウモリの敵<ヴィラン>・夜早川跋人(CV:宮本淳)だ。夜早川はコーイチを逆恨みし、襲いかかるのだった。だが、インゲニウム(CV:北田理道)とセレブリティの共闘によって夜早川は確保され、コーイチは助かる。
現場には怪しげな傷顔の男(CV:八代拓)が姿を見せており、蜂須賀に代わる新たな敵<ヴィラン>の存在も匂わされた最終回。ラストはコーイチの「俺自身の戦いはこの時点ではまだ始まってもいないし、誰もそのことに気づきさえしない」というナレーションで締めくくられ、ここからは“ザ・クロウラー”としての戦いが始まることを予感させた。放送後には第2期が2026年に放送されることが発表され、視聴者からは「第2期放送決定~!! やったぁー」「傷顔の男が気になる」「2期はどうなるんやろ?」「コーイチとポップのさらなる活躍が楽しみ」「師匠も戻ってくるといいなぁ」と期待の声が上がっている。
■文/苫とり子

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