権威ある国際映画祭にドラマシリーズとして初の出展
そんな「I, KILL」だが、このたび韓国・プチョン(富山)で7月3日(木)から7月13日(日)まで開催中の「第29回プチョン国際ファンタスティック映画祭」に正式招待され、現地にて第1話・第2話が特別上映された。
「プチョン国際ファンタスティック映画祭」は、1997年から始まった世界中からエンターテインメント性の高い作品が集まるアジア最大級の映画祭。BIFANの愛称で知られ、アジアを代表するジャンル映画祭としてサスペンスやスリラー、アニメ、ファンタジーなど、個性豊かな作品を約10日間にわたり多数上映。開幕式のレッドカーペットには各国の有名スターが集まる。
ドラマシリーズ作品が同映画祭で上映されるのは、29年の歴史の中で初の快挙。江戸時代とゾンビジャンルの融合とそのクオリティー、さらに、本作の「生きる」というテーマやスピンオフコンテンツとしてのVRへの取り組み等が評価され、第1話,第2話を上映するという異例のスペシャルスクリーニングとなった。
レッドカーペットや特別上映には、プロデューサー陣や監督が参加。2回目の上映が行われた9日は、同映画祭の中でも最大規模の劇場・Bucheon City Hall Main Theater(プチョンシティホール・メインシアター)にて上映され、ポール監督と山田雅樹チーフプロデューサー(WOWOW)の2人がQ&Aセッションに登壇し、映画「新感染」などで世界的なブームを生み出し、K-ゾンビという言葉の起源でもある韓国の映画祭において、観客との交流に臨んだ。
また、技術的なトライアルとして水面下で作られていたスピンオフ「I, KILL VR」も同映画祭のXR部門「Beyond Reality」にて初披露。本作は、ドラマを踏襲した世界観のもと、ドラマ本編とは別の場所で起きたサブストーリーとして、全員、新たなキャストにより撮影。立体的な音場表現を可能にするイマーシブオーディオを活用し、臨場感ある物語への没入体験を味わえる多角的展開として制作された。なお、今後の展開や一般での公開は未定とされている。
海外での初のお披露目を終えた山田チーフプロデューサーは、「今回、プチョン国際映画祭の皆様のI, KILLへの熱い想いに触れ、こうして、本映画祭初のドラマ上映をさせて頂けたこと、心より感謝しています。今や、ゾンビジャンルで世界中のファンを魅了しているこの韓国で、プチョンの観客の皆様に温かく歓迎いただき多くの反響を頂きました。木村文乃さん、田中樹さんはじめキャスト、監督・スタッフの想いと熱量が京都から国境を越えてダイレクトに伝わったように感じました。会場にて、世界中の観客が同時に盛り上がれるゾンビは世界共通言語だと実感し、プチョンからまたさらに世界へI, KILLを届けていきたいです。」とコメントした。




































