
阿部寛が8月24日に都内で行われた映画「俺ではない炎上」完成披露試写会に、芦田愛菜、藤原大祐、夏川結衣、板倉俊之(インパルス)、山田篤宏監督と共に登壇した。
阿部寛「最初に台本を読んだ時、怖いなと思いました」
浅倉秋成の小説「俺ではない炎上」を実写映画化した本作は、SNSの根拠の乏しい情報が瞬く間に“真実”となり、大きな事件へと発展するという、誰もが簡単に世界とつながり、瞬時に情報が拡散される現代に潜むSNS冤罪の恐怖を鮮烈に描いた作品。大手ハウスメーカーに務める主人公・山縣泰介は、SNS上で殺人事件の犯人に仕立て上げられ、日本中が敵となり、決死の逃亡をはかることになる。
阿部が山縣泰介を演じる他、泰介の妻・芙由子役で夏川、泰介を追う謎の大学生・サクラ役で芦田、大学生インフルエンサー・住吉初羽馬役で藤原、泰介の同僚・野井大輔役で板倉が出演している。
阿部は「最初に台本を読んだ時、怖いなと思いました。今、SNSが発達して、僕もいろんなことがよく分からない世界になってきたんですけども、こういうことが現実に起こったら本当に怖いなと思いながら、楽しく演じさせてもらいました」と作品の印象を語る。
苦労したことを聞かれると、「僕はSNSをやってないので、最初に台本を読んだ時、意味が分かんなくて。『リツイート』の重大性が分からなかったですし、読めなかったです(笑)」とSNSのことを理解するのが大変だったと明かし、「SNSに疎いところが泰介と近かったのでは?」とMCに聞かれると「ピッタリでしたね、僕に」と笑顔を見せた。

芦田愛菜「ぜひまたお話しできるような役でご一緒させていただけたら」
撮影時での苦労したエピソードも披露。阿部が「久しぶりに冬場に裸になって、あらわな姿になったのはちょっと苦労しましたね。12月でしたからものすごく寒かったです」と話すと、山田監督は「本当に“パンイチ”になってくれるのかな?っていうのは思ってましたが、撮影が始まったら体もバッチリ仕上がってましたし、俳優魂を感じました」と絶賛。それを聞いた阿部は「正直、きついなと思いましたけど、現場に入ったら“プロ意識”ですから」と答えた。
本作で阿部と初共演となった芦田は「阿部さんの出演されている作品が好きで、たくさん見せていただいてたので、お会いできてすごくうれしかったです。結構シリアスなシーンが多くて、なかなかお話する機会がなかったので、ぜひまたお話しできるような役でご一緒させていただけたらいいなって思いました」と初共演した感想と、再共演を希望。
阿部も「小さい頃の映像をたくさん見てるじゃないですか。『大人になったなぁ』って思いました(笑)」と芦田の印象を語った。
































