
禁断の恋を歌う大人なSKE48の新曲「Karma」
――新曲「Karma」のMVが8月6日に公開されました。楽曲を聴いたときの印象を教えてください。
佐藤:「Karma」は、前作の「Tick tack zack」、前々作の「告白心拍数」とはまたガラッと変わった曲調で、ダンスも技術面というより、フォーメーションや見せる動きに重きを置いている楽曲になっています。少し大人っぽくて、今までのSKE48からは少し深いところに踏み込んだ曲だなと思いました。
――深いところというのは、歌詞ですか?
佐藤:歌詞もですし、今作はリリースイベントも多くて、SKE48として勝負に出ているシングルなのかなって。そういう意味で踏み込んだシングルになっているという感じです。
相川:歌詞は大親友の恋人を好きなってしまうという禁断の恋。許されない恋だと分かっていても、その気持ちを抑えられないみたいな情熱的な愛を歌った曲になっていますが、曲調はイントロから疾走感があって、私はこのメロディー、すごく好きだなって思いました。
中坂:間奏の曲調とか、めっちゃいいんですよ。
――そのメロディーと歌詞の中のギャップがまたすごいですね。SKE48というと元気な楽曲というイメージもありますし。
中坂:今までの表題曲の中ではなかなかないタイプの楽曲ですよね。歌詞に使われている言葉の一つ一つが力強いというか、アイドルでこういう歌詞を歌っているグループも多くはないんじゃないかなと思います。そういうところで新しいSKE48を見せられるんじゃないかなっていうのは聴いていてすごく感じます。

ダブルセンターの陰と陽、ダンスが引き立つMV
――センターは、その楽曲の期間中はグループの顔だと思います。佐藤さんはこの曲のレコーディングにどんな気持ちで臨みましたか?
佐藤:明るいイメージが強い晴香さんとは対象的に、私はどちらかというと暗いイメージで、ちょっとダークな部分を持ち合わせているような見え方をしていると思うんですよ。それは自分のいいところだと思うので、影を消すんじゃなくて生かせるようにしています。
MVでも晴香さんと対峙するシーンが多いので、対照的な見え方になるように意識しています。髪形も晴香さんがストレートのロングだから、私はウルフカットにしてみたり。初めてSKE48を見る方にも自分のカラーが伝わるように、スタッフさんと話し合いながら結構考えました。
――MVではどんなところが見どころになりますか?
相川:やっぱりダンスは注目してほしいです。振り入れも含めて3日間みっちり練習して合わせたので、個人個人の動きもそろっているし、フォーメーションもきれいに出来上がっています。特に真上から撮っているイントロシーンは一押しのポイントですね。メンバーが走ってきてきれいな渦巻きを作るんですけど、それがイントロの疾走感とめっちゃマッチしてて、今まで見たことがない撮り方だなって思いました。
――中坂さんも表題曲でのMV参加は初めてですよね。経験してどうでしたか?
中坂:もう緊張しっぱなしでした。カップリング曲のMV撮影ももちろん真剣なんですけど、表題曲での撮影は今まで意識してこなかった細かいところまでみんながきっちりそろえてきて、「これが選抜なんだ」って実感した期間です。すごくいい経験になりました。


































