タッキー初めての舞台演出に大苦労!「ジャニーさんの大変さがよくわかりました…」
日生劇場で4・5月に行われる「滝沢歌舞伎 TAKIZAWA KABUKI」の製作発表が2月22日に行われ、主演と演出を務める滝沢秀明が出席した。
'06〜'09年に新橋演舞場で行われた「滝沢演舞場」では映像を駆使した演出や、バンジーやフライング、マジックなどのパフォーマンスで感動の嵐を起こし、4年間連続のロングラン上演を果たした滝沢。ことしは、日生劇場へと場所を移し、歌舞伎という伝統芸能と“滝沢ワールド”を融合させたエンタテインメントを作り上げる。さらに、滝沢が初めて舞台演出に挑むことも話題となっている。
演出をすることについて滝沢は「最初聞いたときは正直、『マジで!?』と思いました」と苦笑い。キャストの配役はもちろん、会見場に飾られたポスターのデザインまで滝沢の演出だという。「もうちょっといろんな方が助けてくれるのかなと思ってましたけど、すべてにおいて僕発信でスタートしないと何も事が進まないということがようやく最近わかってきまして(笑)、本当にいま大変ですね」と苦労している様子。「でも物をつくるのはもともと好きなんで、すごい楽しいです。いままでやってくださっていたジャニーさん(ジャニー喜多川氏)の大変さがよくわかりました」と笑ってみせた。主演も兼ねているため、客観的に自分自身を見る目的で過去の出演作のDVDをよく見ているという滝沢は「自分自身を料理するのですごい難しいですよね」と語るも、「50人以上いる出演者の先頭に立つ者として、後ろを振り向かずにとにかくみんなを引っ張っていくというのが主演としての役割ですね」と、主演としても力強くコメントした。
本作について滝沢は「本格歌舞伎に挑戦するというよりは、歌舞伎という伝統芸能を自分なりにアレンジして挑戦するということですね。いままで作り上げた世界観を引き継ぎながら、自分なりの滝沢歌舞伎をつくりあげていきたい」と意欲を見せた。さらに「まだ伝統芸能に触れていないお客様たちに、僕が日本の美しさや素晴らしさを伝えていかなければなと思います」と真摯に語った。
また公演期間中にはサプライズな演出も考えているという“こどもの日特別公演”も用意されている。滝沢は「演劇のステージはお子様に入場規制があってこられない方もいるという話を聞いていたので、こういうきっかけを作ることでファミリーで楽しんでいただければ」と笑顔。
最後に「錦さん(錦織一清)にも、『いろんな優秀なスタッフがまわりにいるんだから、そういう人たちをいい意味で利用して思い切りやれ』とアドバイスをもらったので、いまは思い切りやろうと思ってます。ことしから名前を変えて新たなスタートとなる滝沢歌舞伎ですが、演出家として初めてやらせていただくので、滝沢歌舞伎の中の滝沢ワールドをみなさんにお届けできるように頑張ります。みなさんどうか応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
4月4日(日)〜5月8日(土)
※5月3日(月・祝)、4日(火・祝)、5日(水・祝)は、こどもの日特別公演