韓国初上映は深夜にもかかわらず満員
9月17日深夜0時には「ハヌルヨン劇場」にて<ミッドナイト・パッション部門>公式上映が行われた。主演の二宮も合流し、河内、川村監督と共に上映前舞台あいさつに登壇した。
深夜の上映にも関わらず、およそ700席は満席。韓国初お披露目となる舞台あいさつを前に、二宮は「開幕式の様子は映像でチェックしていましたが、日本から出品している作品も多く、すごい場所になっているなと思いました。公式上映はなかなか観るのが難しい深夜の時間帯ではありますが、楽しんでいただきたいですし、ぜひ韓国の皆さんにも『8番出口』を受け入れていただきたいです」と、意気込みを語った。
二宮和也、実写化の話には「何を言ってるんだろうと思った」
観客からの割れんばかりの拍手で出迎えられた3人は、「アニョハセヨ!(こんにちは!)」と、満面の笑みで手を振りながら登場。同作に出演することになった経緯を聞かれると、二宮は「ある日、川村監督に急に呼ばれて、『8番出口』を実写映画化したいと言われて、率直に『何を言ってるんだろう』と思いました。原作にはストーリーがないため、まずはどういう風に映画化をしていくのか構想を聞かせていただき、普通の映画ではない特殊な設定が逆に楽しそうだなと思い引き受けました」とコメント。
河内は、“歩く男”のキャスティング経緯を尋ねられると、「私が出演したある舞台をたまたま川村監督が観劇していたのですが、その内容が歩くシーンを象徴的に描いており、オファーをいただきました。私は舞台にずっと出演してきて、体を使うことが得意だったため、今回の“歩く男”にぴったりはまったのだなと思います。本当にタイミングがよかったですね」と話した。
「深夜に集まっていただきありがとうございます。スマホやテレビで映像を観る時代ですが、本作品は映画館で観るために作りました。色々な意味で待たなければいけない、次に何が起こるのかを予想しなければいけない、鑑賞後も色々考えなければいけない作品です。スマホをおいて95分間、『8番出口』の世界に没入してほしいですし、ここにいらっしゃるみなさんが韓国で初めて観る方々なので、ぜひ韓国中に広めてほしいです」と川村監督が締めのコメントをし、幕を閉じた。
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