
俳優の當真あみが、9月22日に都内で開催された映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」完成披露試写会に、齋藤潤、池端杏慈、杉野遥亮、中条あやみ、田中麗奈、ユースケ・サンタマリア、酒井麻衣監督と共に登場。オファーを受けたときの心境や、齋藤の印象の変化などを語った。
「令和イチ泣ける」と話題の純愛小説を実写映画化
同作は、SNSで「令和イチ泣ける」と話題を呼んだ芥川なおのベストセラー純愛小説「ストロベリームーン」をヒットメーカー・岡田惠和の脚本、酒井監督の演出によって実写化したもの。當真は、子供の頃から病弱で家の中だけで過ごし、15歳の冬に「余命半年」と医師から宣告される少女・桜井萌を演じる。
昨今さまざまなドラマ、映画に出演する“最旬女優”として注目される當真だが、長編映画は今作が初主演となる。
オファーを受けた当時のことを「『やった!』といううれしい気持ちがありました。主演を任せていただけるのもうれしいですし、何より本当にすてきな作品なので、参加させていただけることがすごくうれしかったです」とした上で、「主演という形で参加させていただくということで、現場での振る舞い、お芝居一つ一つで雰囲気が変わっていくんだろうなということにプレッシャーを感じながらも、楽しんで頑張っていけたらなと思いました」と回顧した。
演じる萌については「萌は明るくて天真らんまんで、ちょっと天然っぽいピュアなところがあって。自分の気持ちに真っすぐな女の子なので、そんな彼女とは性格面でも違う部分があるので、そこをしっかり理解していきながら楽しく演じていけたらと思っていました」と、役作りで意識したことを語った。

齋藤とは「ちはやふる-めぐり-」に続いての共演
萌が告白する相手であるクラスメート・佐藤日向を演じる齋藤とは、9月10日に最終回を迎えたドラマ「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系)でもメインキャストの一人として共演したばかりだが、撮影自体は「ストロベリームーン 余命半年の恋」の方が先だったという。
2作品でがっつり共演してみて印象の変化を聞かれると、當真は「すごく印象が変わりました。映画の撮影のときは、日向くんは物静かで、おっとりしていて優しさがにじみ出ている男の子なので、潤くん本人からもそれがすごく感じられて。現場でも役を降ろしたままやっていたんだろうな、というのは(その後)ドラマを撮影して分かりました」とほほ笑み、「ドラマのときはものすごくはじけていて、この映画よりも同世代の俳優さんがいっぱいいたので。すごく少年な一面もあるんだな、ってあらためて発見しました」と、映画の撮影時との違いを明かした。
一方、齋藤は「すごく優しくて、とにかく當真あみさんとお芝居を約1年間通してできるなんて、っていう幸せ度が半端なくて。萌ちゃんとしてもらった言葉で僕もすごく勇気づけられたり、ドラマの方ではチームメートとしての声援だったりとかで、毎回同じテイクを重ねても、全身で感じることがとても楽しくて」と述懐。
続けて「どちらも主演としてとてつもないプレッシャーがあるんだろうなっていうのは感じていたんですけど、それを周りに出さずに、映画の撮影期間中も引っ張っていただいていましたし、ドラマの撮影中もチーム、同世代のみんなをまとめ上げる存在でいてくださったので、本当に頼もしかったです」と、プレッシャーをはねのけて“座長”として引っ張ってくれた當真に敬意を表していた。
映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」は、10月17日(金)より全国公開。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

































