“シーパラデート”の壁ドンタイミングを吟味する庄司と風間
キャストたちもその内容の詳細を知らなかったという、特別番組は「みなさーん! 『40までにしたい10のこと』見てくれた? 見た人もこれからの人もこの番組を見たらもっと2人の恋模様、見たくなっちゃうかもよ。雀ちゃんと慶司さん、風間俊介さんと庄司浩平さんの仲良しコンビに密着でーす」と雀の相棒、すず子の案内でスタート。続けて「リストだけでは分からない撮影の裏側も全部、見せちゃいます」とすず子が解説する。
八景島シーパラダイスでデートをする第3話。雨の話だったが、本当に雨が降り、風間も庄司も雨合羽を着ている。風間はカメラ目線で「こんなに雨のシーンでちゃんと雨が降るとはね」と笑う。
「予想外に2人を襲った大雨。でも、2人の距離は…」とすず子のナレーションが入り、雨宿りのシーンの撮影が展開。監督が壁ドンの説明をし、「あぁ、そういう感じね」と庄司が理解する。
庄司が風間に「この、近づいてきて壁に近いからこうなったなりで、こう『見えた』がいいのか」と壁ドンの動作をしながら話し、壁から離れてからもう一度、「『見えた』になってからこう(壁ドン)のほうがいいのか。これもう演出で(笑)」と相談する。
庄司の目を見ながら真剣に提案を聞いていた風間は「“近い”ってなって『あ、近いよね、でも、逃さない』の手の方がいい気がしてる」と実際に近づいてエア壁ドンをして見せて考えを述べる。「うんうん! なるほど」と納得する庄司。
そして、実際に撮影された本編の壁ドンシーン。つかつかと慶司が近づき、雀が後ずさっていって壁まで追い詰められてしまう。そこで慶司は「あ、見えた」と言ってから、おもむろに壁ドン。そして、「ね、十条さん、気まぐれじゃないですよ」と言って雀の濡れた髪に手をやり、耳を触る。目を閉じてキス待ち顔になっている雀を見つめてから、思いとどまるようにして雀の髪を触るのだった。
確かに、慶司が壁ドンしてから「あ、見えた」と言うよりも、「あ、見えた」の後にさらに壁ドンをされた方が逃げ場がなくてとらえられたように感じられてドキドキ感がアップする。第3話を見たときはその順番などを考えなかったが、改めて見ると、この順番にも意味があり、こんな効果が出ていたのかと驚かされた。
X(旧Twitter)でも、「くうぅぅぅ 張り裂けるほどドキドキしましたよ 狙いどおりですよ」「風間さんの『近いよね、でも逃さない』で何人か視聴者倒れたと思うけど大丈夫??? 生きてる???」「『でも逃さない』の手!?!?」「最深部まで『理解ってる』の何なの?怖いよ?」「風間くんのアドバイスにさすがだと思いました」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳


































