すず子が案内役となってスペシャル番組を解説
キャストたちもその内容の詳細を知らなかったという特別番組は、「皆さーん! 『40までにしたい10のこと』見てくれた? 見た人もこれからの人もこの番組を見たらもっと二人の恋模様、見たくなっちゃうかもよ。雀ちゃんと慶司さん、風間俊介さんと庄司浩平さんの仲良しコンビに密着でーす」とすず子の案内でスタート。
続けて「案内雀は雀ちゃんの相棒、すず子です。リストだけでは分からない撮影の裏側も全部、見せちゃいます」と自己紹介する。いつも通り、かわいい声で“案内雀”という名称もかわいい。
雀がリストを打つ手元が映り「全てはここから始まったのね」とすず子が物語を解説。慶司が初めて雀の家にやってきて、すず子をおしりで踏むシーンでは「この後、私は慶司さんに潰されました。…へぶっ」とナレーションが入る。
慶司がすず子を手にして裏返したり、くちばしをつつく様子に合わせて「うわっ…え…あの、ちょっ、ううう」と本編では聞こえなかったすず子の声も聞こえる。こんなふうにすず子も戸惑っていたのかと思うといとおしくなる。
そして、タコパ撮影のときに風間と庄司がたこやき食べているところや、シーパラ撮影で元気な二人の様子、スカッシュのシーンなどなど、要所要所で「撮影してない時もたこやき作ってたのねぇ、おいしそう」などとすず子が教えてくれる。
さらに、雀がリストを消す悲しいシーンでは「そして二人の心はすれ違ったまま…」とすず子も静かなトーンで話す。
最終話の千疋屋のメーキングシーンでは「スタッフもキャストもみんな仲良しだったのねぇ。私もパフェ食べたいよぉ。ねぇ、雀ちゃん、千疋屋連れてってよぉ~」とすず子がかわいくおねだり。最後には「『40までにしたい10のこと』いかがでしたか?」とすず子の声で締めくくられた。
恋の高揚感でワクワクしたり切なくなったりと、全12話のストーリーを追うとジェットコースターのように感情の起伏が忙しくなったが、すず子が寄り添ってくれることが心強い。すず子は雀を一番近くで見守ってきた視聴者にとっても他人と思えない存在。すず子の愛らしい声が本編よりもたくさん聞くことができて、スペシャル番組がさらにスペシャルに感じられてテンションが上がった。X(旧Twitter)でも、「すず子かわいいー!!!」「全視聴者の声を代弁するすず子様…」「いちいちずっとかわいすず子」「すず子姐さんがいっぱい喋ってくれてうれしい!!」「すず子ー!!三石さん!!ありがとうございました!!!」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳

































