
アーサー役:石谷春貴との共演に「良いバディを組ませていただいた」
――マリーとの共通点や、似ていると思うところはありますか?
私は感情がすぐ表に出るタイプですし、マリーみたいに肉体派というわけでもなく、すごく非力なんですよ(笑)。マリーは何でもできる優秀な女の子なので、パッと思い浮かぶような似ているところはないのですが、“感情の波”という部分では結構似た者同士なのかなと思っていて。演じていて少しも引っかかる部分がないので、すごくいい親友になれそうな気がします。
――本作では、石谷春貴さん、梅原裕一郎さんといった方々も出演しています。他のキャストさんとのエピソードがあれば教えてください。
この現場は馴染みがあるキャストさんも多かったので、キャスト表を見た時に「この現場はすごく楽しくなりそうだな」と思っていました。特にアーサー役の石谷(春貴)くんは同い年ということもあり、お芝居の相談もしやすそうだなと思っていましたし、実際アフレコ時には「ここのシーンはどういう風に演じてる?」といった相談も思っていた以上にしやすくて。何気ない世間話から作品の完成度を上げるためのディスカッションまで、ずっと石谷くんと話していた記憶がありますね。
テンポの良いアーサーとマリーの掛け合いは、石谷くんと演じたからこそ構築していくことができたので、良いバディを組ませていただいたなと思っています。

――マリーを演じる上で、気をつけたことや心がけたことは?
やはり“セリフとモノローグをいかに演じ分けていくか”ということに尽きますね。今まで演じたキャラクターのなかで、こういう風に悩んだことがなかったので、台本チェックから見つめ直しました。
最近は台本に1色のペンでチェックしていくことが多かったのですが、マリーに関しては、セリフは赤色、モノローグは青色といったように分けて、自分が迷わないように台本チェックの段階から工夫することを意識していましたね。この方法に順応するようになった4話以降あたりからは、アフレコでもテイクを重ねることが減りました。
――マリーを演じていて楽しかったシーンや、面白かった場面を教えてください。
作品の魅力として“すれ違いコント”のようなところがあると思っているので、そこは何度見ていてもクスッと笑ってしまうポイントだと思っています。あとマリーは「人間だとバレてはいけない」というプレッシャーを感じつつも不器用な子なので、それを誤魔化そうとしても傍から見たら全然ごまかせていないんですよね。
ロボットのようにカクカクするシーンは演じていて本当に楽しかったですし、「ガシャコンガシャコン」って言ってみたりと、いろいろとアドリブも入れさせていただきました。

TVアニメ「機械じかけのマリー」
■TVアニメ公式HP/X・HP:https://mechanicalmarie-anime.com
・公式X:https://x.com/Mmarie_anime
■イントロダクション
「ついに完成いたしました。機械人形(ロボットメイド)のマリーです」
元天才格闘家の少女・マリーは人間としての身分を隠し、人間嫌いの大財閥の御曹司・アーサーの屋敷に“機械人形(ロボットメイド)”として働くことになったが・・・
――正体がバレれば即処刑!?
“機械人形(ロボットメイド)”として、持ち前の無表情を活かして職務を全うし、
アーサーの命を狙い襲い来る暗殺者から彼を守るため奮闘する。
しかし、マリーを溺愛するアーサーに人間だとバレるピンチも訪れ、日々ヒヤヒヤ、ドキドキ!
ロボットのふりをするメイド×人間嫌いな御曹司
笑って泣けるハートフルラブコメディ開幕!
■原作
原作:あきもと明希「機械じかけのマリー」(白泉社・花とゆめコミックス)
■スタッフ
監督:西村純二
シリーズ構成:國澤真理子
キャラクターデザイン:菊地洋子
音楽:高梨康治、ヨハネス・ニルソン
アニメーション制作:ゼロジー×リーベル
■キャスト
マリー:東山奈央
アーサー:石谷春貴
ノア:小林千晃
マリー2:小清水亜美
●原作情報
「機械じかけのマリー」
著:あきもと明希
花とゆめコミックス全6巻発売中
https://lala.ne.jp/sakuhin/?id=40
番外編『機械じかけのマリー+』が月刊LaLa(毎月24日発売)にて好評連載中!


































