
2人にとっての“忘れられない思い出”は?
――本作は、毎年6月に見られる“ストロベリームーン”が題材となっています。おふたりが一生のうちに見てみたいものを教えてください。
當真:白夜(太陽が沈んでも暗くならない現象)など、日本では絶対に見られないものを海外で見てみたいですね。学校の授業で習うだけではなく、この目で実際に経験してみたいので、オーロラや砂漠にも興味があります。
齋藤:僕は富士山に行きたいです。頂上に登って、ご来光を生で見てみたいですね。
――作中ではおふたりが演じる萌、日向の“忘れられない大切な日々”が描かれています。おふたりにとっての“忘れられない思い出”は?
當真:中学の頃はテニス部に所属していたんですけど、夏休みも毎日練習があって、練習後には友達とそのまま海に行っていました。学校生活は今でも思い出しますし、思い出す度に海へ行きたくなります。
齋藤:日本アカデミー賞に出席させていただいたことです。あの日はちょうどドラマ「ちはやふるーめぐりー」の撮影期間中だったのですが、スケジュールを組んでいただき、目標の場に立つことができました。またあの場所に戻ってこられるよう、日々頑張っていけたらと思っています。
――最後に、公開を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
齋藤:僕自身もこの映画をみて、心が癒されたり背中を押してもらえたりするような作品になっていると実感しました。本作をきっかけに、勇気をもらえる人が1人でも多ければいいなと思いますので、ぜひ劇場でお待ちしています。
當真:萌と日向くんのピュアな恋だけでなく、友情や家族の絆、日常生活の中で当たり前だと思っているものが丁寧かつ繊細に描かれています。そういうところをひとつひとつ拾いながら、映画を楽しんでいただけると幸いです。
◆取材・文=渡辺美咲/當真あみヘアメイク=SAKURA(makiura office)、スタイリスト=大村淳子/齋藤潤ヘアメイク=JANE(KIND)、スタイリスト=岩田友裕
映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』
2025年10月17日(金)公開【作品概要】
「日向君、ストロベリームーンって知ってる?」
余命半年と宣告された萌は、高校一年生の春、一生分の恋をした。
桜井萌は、小さい頃から病弱で学校に通えず、友達もいないまま、毎日ひとり家の中で過ごす日々。そんな彼女の密かな夢は、自分の誕生日に、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという6月の満月 「ストロベリームーン」を見ることだった。しかし15歳の冬、萌はついに自身の余命が残りわずかであることを宣告される。家族とともに悲しみに包まれた病院からの帰り道、萌は“運命の相手”を見つけ、高校に通うことを決意。そして入学式の日、初対面にも関わらず同じクラスの同級生・佐藤日向に突然の告白を決行する!萌の猛アプローチにより、人生初の<お付き合い>がスタート。初めて「恋人」という存在ができた二人は、少しずつお互いの距離を縮めていき、いよいよ萌の誕生日6月4日に「ストロベリームーン」を見に行く二人。しかし、その日を境に萌は学校から姿を消し、日向は萌と連絡が取れなくなる・・・。萌が消えた理由、そして13年後に届く秘密とは・・・?
【作品情報】
原作:芥川なお「ストロベリームーン」(すばる舎)
脚本:岡田惠和
監督:酒井麻衣
出演:當真あみ 齋藤潤 杉野遥亮 中条あやみ 他
配給:松竹
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/stmoon-movie/































