現場は和気あいあい「ミスをいっぱいした人が勝ちっていうルール」
――北村さん、仲間さんと共演した感想も教えてください。
小野:有起哉さんは初めてお会いしたのですが、皆さんから聞いていた通りとっても優しくて面白い方で、毎日学ぶことがたくさんです。仲間さんは10年ほど前に共演させてもらって以来ですが「花梨ちゃん変わってないね」って言ってくださって、仲間さんも変わらず優しくてうれしかったです。
石井:撮影現場は本当に楽しくて、誰かがボケたのを誰かが突っ込んで笑っていたり。有起哉さんは笑わせるお芝居は難しいと思うんですけど、テストと本番では違うことをしてみんなを笑わせてくださっています。仲間さんは俯瞰でみんなを見ている優しいお母さんという感じです。
小野:結構長いせりふがそれぞれあったり難しいシーンもあったりするのですが、ミスをいっぱいした人が勝ちっていうルールに仲間さんたちがしてくれて。「私もうこんなにミスしたよ」ってミスのマウント合戦みたいになっていて(笑)。
――ミスしちゃダメだっていうプレッシャーがなくなりますね。
小野:そうなんです。皆さんすてきで、言葉にしない優しさを感じています。
――では、最後にこのドラマの見どころを教えてください。
石井:登場人物みんなの未来を肯定してくれるところがすごくすてきなんです。離婚するっていう夫婦がいて、でもその二人とも悪者にしていなくて。登場人物全員、応援したくなります。今後、私たちがキッチンカーを持つ夢がかなうのかどうかも見守ってほしいです。
小野:3組のカップルが登場しますが、三者三様のそれぞれの形があっていいんだって思わせてくれます。私自身、これからどんなパートナーに出会えるんだろうって、未来をワクワクするようになって、視聴者の方もそういうふうに思ってくれるんじゃないかと思っています。今後は渉とあんの口げんかのシーンがあって、(取材時は)撮影もまだこれからなのですが、台本を読むだけでワクワクしているので、どんなふうになるんだろうと今から楽しみです!
◆取材・文=入江奈々/スタイリスト=椎名倉平、ヘアメーク=外丸愛



































