CS放送のFOXで放送中の番組「アメリカン・アイドル シーズン9」のナビゲーターに歌手のAIが就任し、5日、インタビューに答えた。
「アメリカン・アイドル シーズン9」は、全米の注目を集める視聴者参加型の公開オーディション番組。約10万人もの応募者がふるいにかけられ、視聴者投票で決定されるスターを目指す。日本での番組略称が「アメ・アイ」で定着する以前は「A.I.」と呼ばれていたこともあり、満を持してAIがナビゲーターに起用された。
かねてより「アメ・アイ」のファンだったというAIは「すごく希望がある番組ですよね。優勝した人はもちろん、優勝しなかった人も活躍していて、自分の夢に近づけるすごくいい番組です。自分で『これが最高！』って思っているものでも、審査員に見られて、けなされて、初めて気付くこともあると思うんですよ。それに、自分が本当になりたいもののためには、簡単にくじけている場合じゃないって気持ちが勝つと思う。たまに立ち直れなくてくじけちゃう子もいますけど、そうやって次に進めるのも『アメ・アイ』のいいところじゃないですかね。名物審査員のサイモン・コーウェルも本当、辛口なんですよ！ 最初はこの人、言い過ぎなんじゃないかと思って見ていたけど、彼はそういう性格だってだんだん分かってくるんですよね」と見どころを紹介。
留学先のLAで、多くのオーディションを受けたというAIには「視聴者は、あの子がいけるなら私も挑戦してみようかなっていう勇気にもつながるし、出場者は、会場でお互いにいろいろな人を見れるからいいですよね。オーディションを受けたってだけで本人の自信につながると思います。だってできないですよ、あんな人前で、本人は『フッフー』ってノリノリなのに、審査員はシーン、みたいな（笑）」とオーディション経験者ならではの見方も。
また、「もし今LAにいたら『アメリカン・アイドル』に挑戦したいと思う？」と聞くと、「今は大人になって、恥ずかしいって気持ちの方が強いけど、12〜13歳のころだったら出てる気がします。駄目だったら『審査員が分かってない！』って言って（笑）。歌はギャップのあるものを歌おうとするでしょうね。すごく昔の曲とか、ソウルの曲とか。大好きなマイケル・ジャクソンの曲もいいですね。日本にももっとこういう番組があればいいのにって思います」と話した。
最後に、ナビゲーターという本業の歌手とは違う“しゃべる”仕事については、「ナビゲーターとして、私がどれだけ興奮しているかを伝えられたらいいなと思っています。何かを目指して頑張っている人ってすごく格好いいと思うので、いろいろな人に見てほしい。ドキュメンタリータッチだけど歌が絡んでいるのでライブ感もあって、感動も笑いも全部詰まっているので、誰が見ても楽しい番組だと思います。やっぱり自分も歌をやっているのでパワーをもらえますね。この気持ちだ！ って思い出させてくれる、私にとっての応援番組です」と魅力を語った。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週土曜、日曜夜9:00-11:00（回によって変動）FOXで放送
