主題歌は上白石萌音が担当
解禁された本予告では、板垣演じる主人公・田丸と中村演じる吉敷の戦火の絆と、楽園のような島での苛烈な戦いが90秒に凝縮されている。
映像のクライマックスを飾るのは、女優だけでなく歌手としても活躍する上白石が担当する主題歌「奇跡のようなこと」。上白石の歌声や歌詞が持つ、包み込むような優しさは、物語の核心である「生きることへの尊さ」と「生き残る約束が結んだ友情」とに共鳴し、作品の世界観を広げ、観客がより深く共感するための重要な橋渡しとなるだろう。
作曲を務めたのはKazuyo Suzuki。穏やかながらも芯の強さを感じさせるようなメロディーラインは聴く人の心に訴えかける。作詞は「小さな恋のうた」で知られるMONGOL800のキヨサクが担当。愛が故の命があるということ、そしてその中でのふとした日常の風景を切り取ったダイレクトかつ優しい詞は、現代にいる私たちにも生きていることの尊さを示してくれる。
併せて到着した本ビジュアルは、ティザービジュアルの穏やかな雰囲気から一変、戦争の過酷さを色濃く示している。背中合わせに笑いあっていた田丸と吉敷は、戦火の中で険しい表情を浮かべ、肩を支え合う。足元には仲間の遺体がいくつも転がり、周りを見渡せば美しい夕焼けの中敵の戦車や戦闘機が映り、ティザービジュアルでは登場しなかった、重要な役割を果たす田丸と吉敷の仲間の姿も見ることができる。
上白石萌音 コメント
戦後80年の最後に、主題歌と共にこの作品をみなさまにお届けできることをとても嬉しく思います。
Kazuyo Suzukiさん(作曲)とMONGOL800のキヨサクさん(作詞)による楽曲を聞くだけで島の風や波、そして今に繋がるバトンのようなものも感じられ、映画のその後にも思いを馳せながら大切に歌いました。
お話をいただいてから原作を一気に読みました。キャラクター達がとても身近に感じられて、単なる歴史ではなく、私たちと同じ一人一人の人間の物語が描かれていました。映画で初めてこの作品に出会う方も田丸くんと吉敷くんのことが大好きになると思います。この二人に板垣李光人さん、中村倫也さんの声や、息や、魂が注ぎ込まれると思うと、とても楽しみです。
原作で田丸くんが「よく見て、考える」という言葉を何度も自分に言い聞かせるように使うのですが、私はその言葉が大好きです。
田丸くんのように、世の中や、歴史や未来をよく見て考える、そのきっかけや一助に、この作品がなることを願っています。
繋ぐ、という意味合いが強い作品だと思っているので、映画をご覧になられた方と、一緒にこれからを繋いでいけたら嬉しいです。




























