「テニミュ」というシリーズへの思い

――粟野さんが、舞台を観たときにみんなが輝いていたとおっしゃっていましたが、この「テニミュ」というシリーズの魅力についてもお伺いできたらと思います。同時に長く続いているシリーズに出ることへのプレッシャーもあるのかなと思うのですが、シリーズへの思いを聞かせていただけますか?
畠山 僕がこの業界に入った頃から「テニミュ」はあって、何度もオーディションを受けていたんです。だから「新テニミュ」になって参加することができて、すごく嬉しくて。当時の悔しさを今になって解消できるという嬉しさもあるし、なおかつ、高校生役で参加して、中学生役のキャストが一生懸命頑張って汗を流している姿を見ると、すごく感動するんですよね。だからそれは、お客さん目線もそうなのかなって。若い俳優たちが一生懸命頑張っているところに心が動く、そういう作品なのかなと思います。
粟野 僕も何度もオーディションを受けて、やっと受かって。ほかにも受けた方はたくさんいると思うし、この作品にみんなが憧れを持って、大事にしてきている作品だからこそ、自分が受かった以上は、この遠山金太郎という役をちゃんと演じ切らないとなと思っています。誰もが輝ける場所であるこの作品を、全力で成功させたいです。
――今回のThe Fifth Stageだからこその見どころはありますか?
畠山 今回だからこその魅力で言うと、日本代表内での決勝メンバー決定戦を経てのスペイン戦になるんです。なので、スペイン戦に出たくてたまらなかったキャラクターたちっていっぱいいるんですね。だから、スペイン戦に出るキャラクターたちは彼らの思いも受け継いで、彼らの分まで頑張らなきゃいけないなと思います。
粟野 僕はこれまでテニスをやったことがないので、舞台稽古を通して今少しずつテニスの楽しさを感じてるんですけど、ダブルスでの助け合いが特に魅力です。勝つためにお互いが調整し合って、かばい合ったりしながら協力して勝ちを目指していく姿が、すごくいいと思います。
――最後に、今回の公演を通じて、ご自身が挑戦したいことや、こんな点で成長したいというところがあれば教えてください。
畠山 高校生たちは、キャラクターとして盛り上げるのもそうなんですけど、多分どこかしらで中学生たちを支えてあげなきゃいけないポジションだとも思っています。だから、もっと頼りがいがある役者になりたいなと思いましたね。
粟野 僕は今、まだ演技の知識も多くはなくて、教わったり助けられたりばっかりなんです。だから、公演を重ねるごとに役としても自分自身としても、いろんな部分で成長したいです。教えてくださった方々に恩返しじゃないですけど、何か支えられるように成長できたらいいなと思います。

■撮影/梁瀬玉実
ヘアメイク/おにぎり
スタイリスト/吉田ナオキ
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
ミュージカル『新テニスの王子様』The Fifth Stage
東京公演2025年10月3日(金)~13日(月・祝) ※終了
Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)
大阪公演
2025年10月18日(土)~26日(日)
SkyシアターMBS
岐阜公演
2025年10月31日(金)~11月2日(日)
土岐市文化プラザ サンホール
東京凱旋公演
2025年11月7日(金)~16日(日)
Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)
■公式サイト
https://www.tennimu.com/tennimu2_2025/
■公式X
https://x.com/TennimuNews































