
俳優の當真あみが、10月17日に都内で開催された主演映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」の初日舞台あいさつに、齋藤潤、池端杏慈、中条あやみ、伊藤健太郎、田中麗奈、酒井麻衣監督と共に登壇。初日を迎えた心境や、年内にかなえたい夢について語った。
初日が近づき「ずっとワクワクしていたんですけど…」
同作は、SNSで「令和イチ泣ける」と話題を呼んだ芥川なおのベストセラー純愛小説「ストロベリームーン」をヒットメーカー・岡田惠和の脚本、酒井監督の演出によって実写化したもの。當真は、子どもの頃から病弱で家の中だけで過ごし、15歳の冬に「余命半年」と医師から宣告される少女・桜井萌を演じている。
公開初日である10月17日も朝から生放送の情報番組に本作の宣伝のために出演し、舞台あいさつに臨んだ當真。
長編映画初主演作の封切りを迎えた心境を聞かれ、當真は「撮影から1年たって、いろんな取材をさせていただいたり、番組に出させていただいたりして、だんだん公開が迫っているなという気持ちでずっとワクワクしていたんですけど、昨日の夜は緊張し過ぎて全く寝られなくて…。そして今日を迎えました」と、初々しく報告した。
寝不足で体調を心配する声が上がると「緊張していたんですけど、こうやって見に来てくださった皆さまを前にして、今はとてもうれしいという気持ちが一気に跳ね上がって、幸せな気持ちでいっぱいです。うれしさがめちゃくちゃ勝っているので、すごく元気です」と爽やかな笑顔を見せた。
そんな當真に対し、一緒に朝から番宣活動をしていた齋藤は「『ZIP!』もこの3カ月くらいで3回くらい生出演されていて、スタジオでも淡々と平静で立っていました。僕が逆にオドオドし過ぎていたんですけど、とても楽しかったです」と當真の落ち着きぶりを称賛。當真は「そう見えていたならうれしいです(笑)。内心緊張しているというか、どれだけこの映画の良さを短い間でお伝えできるかって考えていたので。ホッとしました」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

2025年の残り約2カ月は「何かに熱中できる時間が欲しい」
なお、本作は公開前に度々試写会が行われていて、全国で既に約2万人が鑑賞しているという。今回のステージには、登壇者の背後に鑑賞した感想コメントがズラリと並んだボードが設置された。
それを受け、當真は「見渡してみると、『泣いた』って言ってくださっている方がすごくたくさんいるなと。年齢性別関係なく、いろいろな人がそう思ってくださったのかなと思うと、届けたい方に届いているのかなと感じました」と、うれしそうに見つめていた。
さらに舞台あいさつ終盤では、主人公の萌が「恋がかなう」という6月の満月“ストロベリームーン”を見たいと願うシーンがあることにちなんで、2025年の残り約2カ月でかなえたい願いは?という質問が。
それに対し、當真は「いつもこういう質問がくるとハッとして止まっちゃうんですけど、ふと思ったのが萌ちゃんみたいに何かに恋できる期間が欲しいなと。好きなものを見つけて、何かに熱中できる時間が欲しいなと思います」と願望を話しつつ、「あとはこの映画を一人でも多く、いろんな方に見ていただけるように。今日が初日なので、これからいろいろ宣伝など、しっかり頑張っていきたいと思います」と、真っすぐな瞳で前を見据えて意気込んだ。
映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」は全国公開中。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)































