
夏帆と竹内涼真がW主演を務める火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第3話が、10月21日(火)に放送される。このほど、鮎美(夏帆)に転機をもたらしのちに勝男(竹内)の“恋のライバル”となっていく酒店の店員・ミナト役の青木柚にインタビューを敢行。役柄との共通点や、共演者の印象などについて語ってもらった。
「あたりまえ」を見直していく“成長&再生ロマンスコメディー”
本作は、「第26回手塚治虫文化賞」で新生賞を受賞した漫画家・谷口菜津子が手掛けた同名漫画をドラマ化。完璧だったはずの恋人生活に終止符を打った男女の姿を通して、現代日本の「あたりまえ」を見直していく“成長&再生ロマンスコメディー”だ。
物語の主人公は、恋人のために手の込んだ料理を作り、“恋人ファースト”な彼女を演じてきたゆえに、次第に自分を見失ってしまった女性・山岸鮎美(夏帆)と、鮎美の彼氏で令和の時代には少し珍しい「料理は女が作って当たり前!」という亭主関白思考な海老原勝男(竹内)。
大学時代に付き合い始めた2人は、同居にも慣れ、順調に交際を続けているように思えたが、勝男がプロポーズした直後に別れてしまう。その原因の一つとなった「料理を作る」というきっかけを通じて、2人は“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく。
また、2人を取り巻くキャラクターとして、鮎美と別れた勝男がマッチングアプリで出会う初めての女友達・柏倉椿役の中条あやみ、勝男の恋のライバルとなるミナト役の青木柚、勝男の料理上手な後輩・白崎ルイ役の前原瑞樹、鮎美の運命を変える個性爆発美容師・吉井渚役のサーヤ、渚の夫で情報通のバーテンダー・吉井太平役の楽駆、勝男の後輩・南川あみな役の杏花らが出演する。
「“こういう人いるよな”という既視感を大事に演じています」
――脚本を読んでどのような印象を受けましたか?
すごく軽やかなテンポで進んでいくお話で、みんな少しずつ何かが足りていないけど、憎めない魅力があって、早く映像で皆さんが演じられているのを見たいなと思いました。
――ミナトのキャラクターと役作りについてお願いします。
ミナトは酒屋さんで働いていて、人との距離感が近い青年です。すぐに相手を下の名前で呼べてしまうような人たらしな部分があり、何も考えていないわけではないけど、マイペースな人だと思います。
ミナトが持っている魅力を出すために、誰に対してもフラットに接する性格や、“こういう人いるよな”という既視感を大事に演じています。
――役作りについて、監督やプロデューサーからリクエストされたことや、逆にご自身から提案したことがあれば教えてください。
かっこよく、爽やかに、笑顔で、といった僕には難しいオーダーがたくさんありました(笑)。髪型や衣装も自分に一番フィットする形を探りながら、ミナトならこうだろうというアイデアも出しつつ、皆さんと協力して作り上げました。
カットがかかった時の「かっこよかったよ」という言葉を素直に喜んでいます(笑)。皆さんが言ってくださるんです。むしろその言葉に乗っていかないと、自分のポテンシャルだけではミナトはできないと思ったので、皆さんに助けられながら頑張っています。
――ご自身との共通点や共感できるところはありますか?
ミナトの全てに共感できるかと言われたらそうではないですけど、マイペースなところは一緒ですね。僕は、そこまで交友関係が広いわけではないですが、誰かと会ったり会話したりすることが好きで。でも、自分のタイミングで帰りたくなってしまうこともあって。
もちろん失礼にならないように相手にもちゃんと伝えますが、区切りをつけて途中で帰ったり、誘われた時に正直に「今日は気分ではないです」と断ったりするところがあるので、マイペースな方なのかなと思います。




































