
「WEBザテレビジョン」でリニューアルスタートした俳優・高橋健介の連載企画「高橋健介オトナ化計画」。オトナを目指して「週刊ザテレビジョン」でさまざまな体験をしてきた高橋が、さらなるレベルアップのために資格や検定などに挑戦する。第14回は、前々から目標としていた資格のひとつをついに取得した近況や、情報解禁された出演舞台についてなど、たっぷりとお届け。オトナ化企画では、10月にちなんだクイズにも挑戦してもらった。
ついに船舶1級免許を取得
──とうとう船舶免許を取得されたそうですね。お疲れさまでした!
はい、10万9000円で取れました。取ったのは1級なので、すべての海域に行けます。
──すべての海域!?
はい。理論上はすべての海域です。ただ沖から離れると波が高くなるので、扱える船の大きさを考えると、実際に1級ですべての海域に行く人はいないらしいです。
──それにしても一発で1級を取得できるのはすごいですね。最初から1級に挑戦したのはどうしてですか?
理由は2つあって。1つは「大は小を兼ねるだろう」という考えから。バイクも大型ですし。それと、1級は取得のためにスクールに4日間通う必要があるのですが、2級は2日で取れるので、なんか重みがないなと感じてしまって。あくまで僕の感覚ですが。要は「船舶免許取りました」と人に話したときに「1級」って言いたいだけです(笑)。
──その結果、実際に取得できるのはさすがです。
まぁまぁ。でも凡ミスをしていたので、あと1問間違えていたら落ちていました。でもひさしぶりにシャーペンと消しゴム持って勉強して面白かったですね。実技もあったんですが、僕が実技試験をした日はめちゃくちゃいい天気で、たまたま他の船も全然いなくて。「こう来たら、こう避けるよね」みたいな、船がすれ違うときの決まりがあるんですけど、船がいなさすぎてその練習はできませんでした(笑)。
──好条件すぎて。
はい。運転も先生にすごく褒めてもらいました。だけど、それこそ大きな船とすれ違うときに立つ波もなかったし、風もなかったしで、実際に運転する上で必要なことは学べなかった気がするので、免許を持っている先輩に一度連れて行ってもらいたいなと思いました。
──車の免許も、取った直後は運転できる人を助手席に乗せて走ったりしますもんね。
そうそう、そんな感じで。でもその4日間、本当に面白かったですよ。緯度と経度を測って、図を書いて、コンパスを使って、航路を計画したりするんです。「ONE PIECE」のナミになった気持ちでした。
──普段、海の航路を考えることってないですもんね。学んだ中で、特に面白かったことや印象的な発見はありますか?
乗船中に、船長一人でまわりを確認するには限界があって。だから他の船員にも「こういうときはこうしてね」とか「救助のときはこうしてね」って声をかけて、みんなで協力するんですよ。車だと「そっち見てて」とかってあんまりないですけど、船はみんなで注意して見るというのは知らなかったので、面白い発見でしたね。ちょうど今、「新東京水上警察」というドラマが放送されているじゃないですか。山下美月さん演じる有馬礼子が船を操縦しているんですけど、見ながら「俺もやったな〜」とか思っています(笑)。
──今後、船を運転する役や海を舞台にした作品などへの出演も期待できそうですね。
そうですね、今回は間に合わなかったけど(笑)。
──船で海に出てみたいですか?
一度は出たいですね。釣りも特に好きなわけではないですけど、人と一緒に行くのは好きなので、まずは釣りが好きで、船にも詳しい人と一緒に行きたいです。
──ではこの先、船に乗った、海に出たというエピソードを楽しみにしています。
そうですね。海賊王になっている可能性もあります(笑)。とりあえず、ずっとこの連載で船舶免許を取る取ると言ってたので、有言実行できてよかったです。

2026年の出演舞台への期待と意気込み
──そして、2026年上演の日生劇場 ミュージカル『レイディ・ベス』への出演が発表されました。
まずは「また練習しないと!」という気持ちと、ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』で演じた役とはまた違うタイプの役だなという気持ちです。共演者の方は半分くらい初めましての方がいて、役柄で分けたときの“大人組”の中では一番ぺーぺーなので頑張らなきゃと思っています。しかもありがたいことに、僕はシングルキャストなので。長い戦いになりそうですね。
──「1789」のときは、歌が不安だと言いながら挑まれていましたが、1年経っていかがですか?
いや、まだまだ不安ですよ。たぶん永遠に不安です。
──今回はどういう姿を見せたいと思っていますか?
「レイディ・ベス」は2014年に初演があって、その後2017年に再演があって、今回は3回目。2014年、2017年は、僕が演じるシモン・ルナールを吉野圭吾さんが演じられていたので、勝手に吉野圭吾さんの後継者という気持ちもありつつ、全然違う別物をお届けしなきゃというプレッシャーも感じています。過去公演のDVDも見たのですが、まだ行動の動機含めてシモン・ルナールがあまりつかめていないので、そこをしっかりつかんで演じられたらいいなと思っています。ベテランの共演者からは吸収して、若い力も取り入れて、いいハイブリッドになれたらと思います。

https://takahashi-kensuke.com/
■YouTubeチャンネル「ぼくたちのあそびば」
田村心と細かすぎるモノマネ2.5次元界隈版やってみた
https://youtu.be/KA2qJd2m41A?si=Cx6t1agYzVj6IWDH


























