
4つの家族の葛藤と成長をハートフルに描いた2018年のドラマ「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)の第1~3話と最終話(10話)が11月7日(金)までTVerとFODで無料公開中。最終話では、4つの家族それぞれが、悩んだ末の結論にたどり着く展開が描かれている。不妊治療の末につらい経験をした奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)が出した答えは…。感動のフィナーレを迎えた最終話エピソードを振り返る。
4組のカップルが選んだ家族のかたちとは?
都内のとある住居“コーポラティブハウス”を舞台に、亮司(平山浩行)&ちひろ(高橋メアリージュン)の“子どもを作らないカップル”、真一郎(野間口徹)&深雪(真飛聖)の“幸せを装う夫婦”、渉(眞島秀和)&朔(北村匠海)の“男性同士のカップル”、そして奈々&大器の“妊活カップル”という4組のドタバタを描く同作。
脚本を担当したのは、「ラスト・シンデレラ」(2013年)や「ディア・シスター」(2014年、ともにフジテレビ系)でも優しい視点で物語を紡いだ中谷まゆみ。劇作家としても活躍し、戯曲「今度は愛妻家」は映画化もされ、観る者の涙を誘った。本作でも、4組のカップルそれぞれが異なる価値観への理解を深めていく過程をやさしい眼差しで描いている。
とくに最終話では、それぞれの家族のかたちを選んだ各カップルが、さまざまな手続きを進める様子が印象的に描かれていた。
事実婚、同性婚…多様なカップルのあり方
亮司&ちひろのカップルは、亮司と前妻との間の子・亮太(和田庵)との関係も順調。亮司は、亮太を正式に家族に迎え入れるべく“子の氏の変更許可申立書”を準備している。また、束縛されない夫婦のかたちを望むちひろのために“事実婚契約書”と、亮司の“遺言公正証書”も作成。亮司はこういった書類を作成する意味をちひろに話して聞かせる。
一方、渉&朔のカップルは“パートナーシップ宣誓書”にサインし、互いを人生のパートナーとして共に生きることを誓い合う。これは、2015年に全国で初めて東京都世田谷区と渋谷区で導入された、同性カップルの関係を公的に認める制度によるものだ。こうして、カップルのさまざまな選択肢について具体的に見せてくれているという点でも、本作の意義は大きい。
そして、離婚問題に揺れていた真一郎&深雪は、もう一度家族としてやり直すことを決心。2人は、子どもたちに勉強を教えるという真一郎の夢をかなえながらも生活を維持する方法を模索し始める。


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