飯豊まりえ、初の刑事役を振り返り「もう何も怖くない」
WOWOWプライムで放送中の「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」(毎週日曜夜10:00-11:00、※12月9日に1~5話までの一挙放送あり)。本作は、清武英利による書き下ろしノンフィクション著書「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」(講談社刊)を原作とした本格社会派ドラマ。2001年に発覚し、政官界を揺るがした「外務省機密費詐取事件」の真相を主人公の刑事・木崎睦人(佐藤浩市)と、上司・斎見晃明(江口洋介)ら警視庁捜査二課の刑事が暴いていく。
本作で、所轄署から捜査二課に抜てきされた駆け出しの巡査長・矢倉かすみを演じる飯豊まりえに、自身初の刑事役に挑戦した感想や、共演者とのエピソード、作品の見どころなどを聞いた。
――飯豊さんにとって初の刑事役となった矢倉かすみを演じられていかがでしたか?
せりふやお話自体はすごく難しかったんですけど、すごくやりがいもあって今まで演じてきた役の中で一番山があった役柄でした。
1話から最終話の中で、自然と成長ができたと思っています。最終話に向けて話がどんどん展開していくんですけど、胸が熱くなるシーンもあって、演じていて楽しかったですね。
――実際に演じてみて、想像と違って大変だったところはありますか?
頑張っても、大人だからこそうまく事が進まないというもどかしさはありましたね。そこはつらいなと思いました。あと、今回刑事ドラマということで、すごく緊張しました(笑)。私が演じた矢倉は、データ化するのが得意で、説明ぜりふが多い役割だったので、せりふも難しくて、いろいろ調べながら演じていました。
――作品のテーマ「外務省機密費詐欺事件」は、飯豊さんが生まれた翌年(1999年)に起きていた事件ですが、今回事件のことを知り、どのような印象を受けましたか?
演じていてすごく苦しかったし、悔しいと思うこともあったんですけど…。登場人物一人一人それぞれが特殊だけど思いは一つで、事実に基づいた話ですし、実際にいる方たちを演じているので、それが伝わったらいいなと思っています。
――ノンフィクションならではの難しさや責任を感じる部分もありましたか?
そうですね。実は、実際に木崎さん(佐藤浩市)のモデルになった方にお会いしたんですよ。
――お会いになられたのですね! 実際の木崎さんは役と比べていかがでしたか?
佐藤浩市さん演じる木崎そのままという感じで、私は雰囲気がすごく似ているなと感じました! 最終話の撮影を目前にして佐藤さん演じる木崎さんのことを見ていて、胸が熱くなるということがありましたが、実際に本物の木崎さんにお会いしたら涙が出そうになってしまって…。迫力もありましたけど、悔しさや思いが伝わってきました。頑張って見ている人たちにその思いを伝えたいです。
毎週日曜夜10:00-11:00
原作=清武英利「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」(講談社刊)
監督=若松節朗(「連続ドラマW しんがり ~山一證券 最後の聖戦~」「沈まぬ太陽」ほか)、村谷嘉則
脚本=戸田山雅司(「連続ドラマW しんがり ~山一證券 最後の聖戦~」「スペシャリスト」「相棒」ほか)
音楽=住友紀人(「連続ドラマW しんがり ~山一證券 最後の聖戦~」「テルマエ・ロマエ」ほか)
出演=佐藤浩市、江口洋介、北村一輝、萩原聖人、真飛聖、菅田俊、矢島健一、小野了、細田善彦、羽場裕一、田中健、笹野高史、津嘉山正種、佐野史郎
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