『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』の初日舞台挨拶が11月7日に都内で行われ、声優の榎木淳弥、緒方恵美、浪川大輔が登壇。さらに、サプライズで遊佐浩二も登場し、SNSなどで人気のキャラクター・禪院直哉を彼が演じていることも明かされた。
ネットの予想的中率も高め！遊佐浩二、「禪院直哉にぴったり」と言われた心境は？
遊佐は「来ちゃった(ハートマーク)」とお茶目に登場。「直哉がアレなので、せめて印象をよくしようと、ちゃんとした格好で来ました」と照れてみせた。ネットニュースで「禪院直哉役は誰なんだ？」という記事になっていたことを指摘されると、「ずっと伏せられてるからもう僕としては早く明かしてほしいと。今日も何の情報も入れずに、わぁ～！って思いながら来ました」と笑顔に。
「オーディションっていうのは落ちて当たり前みたいな、落ちることのほうが多い行事ですから、受かったこと自体がうれしい」と謙遜した遊佐。実はそのオーディションを受ける前から、「遊佐さんがやりそうなキャラクターがいる」と聞き、原作を読んで最初は「かわいい。いいじゃない？」と好印象だったそう。しかし、「その後、性格が“ドブカス野郎”って……これが合うって言われてんの、何かちょっと若干複雑で。俺、仲間にそう見られているの？」と自虐して会場を笑わせていた。
ベテラン・遊佐浩二の「緊張しました」発言に、浪川大輔がすかさずダウト！
遊佐は収録について「2期までやってきてる作品なので、座組とか雰囲気が出来上がっていて。その中に入るのは非常に緊張しましたね」と神妙に告白。「当日特に何の説明もなく『じゃあ始めます』って言われて。そういう心構えもできないまま……」と続けると、浪川が唾を飲み込む勢いで「ちょ、ちょっ!! 超普通にしてましたよ!?」と割り込んだ。
「あれ？遊佐さん前から出てたかな？何の役で出てたっけ？くらい、普通に、いつも通り」と浪川に畳み掛けられても「いえいえいえ。ガサガサガサって音がマイクに乗っちゃったかな(汗)ってくらい手が震えて」と落ち着いた反応の遊佐に、榎木も「いやいや、微動だにせず！」と浪川を援護。続けて「事前の説明がいらないくらい、オーディションで完璧だったんでは」と続ける榎木には、さすがの遊佐も「そんなこと言われたことないです！」と笑いながら否定していた。
榎木によると「実際、直しとか全然なかった」という遊佐だが、アクションシーンの速さには驚いたようで、「セリフはそこまで多くないんですけど、動きが速いんで、あっという間に台本をめくんないと追いつけなくなっちゃう」と明かし、緒方も激しく同意。榎木も「3ページぐらい白紙の時あるので、一気にめくらないと」と同調しつつ、「直哉のアレ、性格がよく出てる動き、アレよかったですね～。あと脹相のビャア！乙骨のグゥウウ……」とネタバレに配慮した擬音の感想で一同盛り上がり、緒方に「(未鑑賞者には)サッパリ分からない！スミマセン、雰囲気で察してください」とまとめられていた。
「悟くんこんなことやり出すキャラじゃない……」遊佐浩二、戸惑いのハグ
第3期TVアニメ放送を前に「僕も安心して見られます」と胸をなでおろした遊佐。「今日まですごいドキドキして……誰にも言っちゃいけないし、誰にも共有してもらえないし。みんなに叩かれたらどうしようと」と、サプライズ発表までのプレッシャーを語ると、背後から五条悟が近づき、急に頭を撫でて励ます一幕も。
驚いた遊佐が流れのまま「ドキドキしちゃいました。悟くんが、悟くんが励ましてくれました。……悟くんこんなことやり出すキャラじゃない……」と言うと、さらに抱きしめ始めた五条悟に他キャスト陣が「何も言うな……」とアテレコして盛り上がった。
『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』は大ヒット公開中で、感想投稿キャンペーンも公式SNSにて実施中。また、TVアニメ第3期「死滅回游」全編は、2026年1月8日(木)より毎週木曜深夜0:26～MBS/TBS系全国28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて放送開始。12月20日(土)、21日(日)開催の「ジャンプフェスタ2026」でも第3期アニメの最新情報が解禁される予定だ。
◆取材・文・撮影＝坂戸希和美
