
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『敵じゃない認定を受けられたんだと思う』を紹介する。コミックエッセイ『馬に乗らずにいられない! 続かない私、乗馬が趣味になりました』(KADOKAWA刊)でも知られる作者の小村ことみさんが、10月27日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5.7万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、小村ことみさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
レッスンを終えた馬のたまらない仕草

初めての馬に乗ることになった小村ことみさん。胸を高鳴らせて会いに行くと、馬も小村ことみさんと同じように緊張しているようすを見せる。
レッスンを終えた後、労うように小村ことみさんが馬を撫でると、先程は見つめてくるだけだった馬が振り向き、鼻を当ててくるように。おやつを探すような動きを見せる馬に、小村ことみさんは態度の変化を感じ、馬との距離が縮まったことを嬉しく思うのだった…。
この馬と距離を縮めるレポート漫画を読んだ人たちからは、「和解できた雰囲気がいいね」「これ無限にかわいい」「馬って本当に頭がよくって」「ちょっとレッスン行ってくる」など、多くのコメントが寄せられている。
「そこは忠実に描きたいなと思いました」作者・小村ことみさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
普段から乗馬や馬に関する実体験を漫画にしていて、今回は「馬と接して嬉しかったこと」「馬のかわいさ」を伝えたいと思い制作しました。馬に鼻をくっつけられた瞬間に、近いうちにこのことを漫画にしようと思ったのを覚えています(笑)。
――本作では、レッスン後に優しい表情で寄り添ってくれる馬の姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
「馬の耳」が密かなこだわりポイントです!耳での感情表現が豊かなので、そこは忠実に描きたいなと思いました。初対面のときは耳をピンと立ててこちらに注視している様子でした。一方レッスン後は耳をふんわり横に倒していて、これはリラックスしているときの様子です。少なくとも敵ではないと言われたように感じられて嬉しかったです。
――レッスン前後での対応の違いなどで、印象に残っている仕草はどのようなものがあるでしょうか?
レッスン前は私に頭をぶつけてきたのに、乗った後には顔を擦りつけるような動作をしてきた子がいました。懐いてくれたのかなと嬉しくなったのですが、どうやら顔がかゆいだけだったらしく…。1度乗れば距離が縮まる子もいれば、一筋縄ではいかない子もいる、と心に刻み込まれた出来事でした。
――馬と触れ合う中で、強く記憶に残っているエピソードがあればお教えください。
馬と接したり乗ったりするのがちょっと怖い…とネガティブになっている時期がありました。気が重いままクラブに行き、顔見知りの馬を「この子なら大丈夫かも」と撫でてみると、こちらの肩をぺろぺろと舐めてくれました。普段はぼ~っとした感じで撫でても無反応なことが多い馬だったので、嬉しさと驚きが大きかったです。不安を見抜かれたのかなあと、思い出すとなんだか優しい気持ちになれる出来事です。
――今後の展望や目標をお教えください。
乗馬では障害馬術に挑戦したいと思っています!今までとはまた違う、困難や魅力を漫画に描いていけたらと思っています。あとは紙の書籍化を目指したいです…!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
作品を読んでくださってありがとうございます!これからも、乗馬や馬の魅力をたくさんの方と共有していけるよう制作していきますので、楽しんでいただければ幸いです。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
作者X(旧Twitter):小村ことみ
▼「カドコミ」で掲載中の漫画『敵じゃない認定を受けられたんだと思う』はこちら▼
https://comic-walker.com/detail/KC_006943_S?episodeType=first






























