「普通そうな人間が一番怖い」というのはかなり的を射た言葉な気がする。
それこそ見た目からして怖そうな人や見るからに怪しい人に限って実はいい人だったり、そういうフィルター越しに見ているからこそちょっとしたいいことをされただけで、「あ、あんちゃん…」と逆転でいい印象になったりする。
サスペンスでよく「こいつ犯人なんじゃない?」と最初に疑われる人は全然悪い人じゃなかったり、「ポロリ」という文字だけに釣られてよく読んだら「涙がポロリ」な話だったり、“ミスリード”やギャップって大事なんすよ。
各局で放送されているドラマやバラエティー、アニメなどを事前に完成DVDを見て、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。
今回はいろいろな人が、「いい人に見えた人けど実は…」という裏の姿を見せてきた、毎週火曜夜9時から放送中の井上真央主演ドラマ「明日の約束」(フジ系)を取り上げる。
同ドラマは、井上演じる高校のスクールカウンセラー・藍沢日向が、ある不登校の男子生徒の不可解な死の原因を究明していくヒューマン・ミステリー。
“毒親”ともいえる過干渉な母親とのいびつな関係に悩んで育ってきた日向は、生徒の死からさまざまな問題と向き合い、人の心の闇と対峙(たいじ)していく中で、日向なりの“親子のカタチ”を導き出していく。
12月12日(火)放送の第9話では、高校1年生のバスケ部員・圭吾(遠藤健慎)が謎の死を遂げたことに関する重大な事実が明らかになる。
自殺の原因とうわさされたバスケ部の関係者が立て続けに襲われた事件の犯人は、圭吾の幼なじみ・香澄(佐久間由衣)だと判明。それは仲良しの圭吾を死に追いやった人物への復讐(ふくしゅう)のためであり、香澄が「あと1人いる…」というターゲットは、圭吾の担任教師・霧島(及川光博)だった。
香澄は霧島を陥れるべく、ノートPCを盗み出し、日向(井上真央)に託す。中身を見た日向は、霧島が圭吾の死に大きく関わっていることを知りがくぜん。教師として、生徒を守るべき立場の霧島がとった驚きの行動について、その真意を問いただす。
日向から問いただされた霧島が、クラスで圭吾を孤立させるための行動をとっていたことの真意を話し、“毒親”真紀子(仲間由紀恵)とのある出来事を明かす。
一方で、恋人の本庄(工藤阿須加)から暴力を振るわれた日向は、そのせいで結婚に対して後ろ向きになる。母・尚子(手塚理美)に長年支配されてきた日向は、まだ結婚して母親になる覚悟ができていないと分かったためだ。
尚子もまた、娘に暴力を振るった本庄を決して許そうとはせず、早速、日向に見合い話を持ってくる。しかし日向は、毅然とした態度で「私はお母さんの所有物じゃない」と自分の気持ちを伝え、本庄との今後についても、ある結論を出す。
そんな中、吉岡家では圭吾の妹の英美里(竹内愛紗)が、母・真紀子が息子の部屋を盗聴していた証拠をマスコミに流していた。すぐさま、テレビやネットで真紀子の異様な行動が報じられ、一時は真紀子に同情的だったマスコミも、一転して真紀子を糾弾。
圭吾を死に追いやったのは、精神的虐待を続けてきた“毒親”にほかならないと、非難する。最愛の息子を失い、自らの愛情を否定され、その上、家族にも見放された真紀子は…というストーリーだ。
毎週火曜夜9:00-9:54
※12月12日(火)は夜9:30-10:24
フジ系にて放送
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【公式HP】https://www.ktv.jp/yakusoku/index.html
【公式Twitter】@yakusokuktv
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