
李富役:玉山鉄二 コメント
作品に対する思いが強くあって、撮影前は緊張や責任感も感じていましたが、他のキャストの皆さんや若松監督と、またご一緒できたのもうれしかったです。ロケをはじめ、小道具や衣装もとても素晴らしくて、みんなで李富を作り上げて高めてくださったなと思います。
演じた李富という役は、とてもプライドが高い一方で、無理して虚勢を張って自分を強く見せてるという感覚があって、その切なさが人間っぽいなって思えるキャラクターです。人に対しても、そうせざるを得ないのが李富の心の強さなのか、また弱さなのか、男性には共感してもらえるんじゃないかなって思っています。
政府側である青蓮寺、それに敵対する梁山泊、本作には立場の異なるさまざまなキャラクターが登場しますが、みんな正義を掲げて戦っています。なので、さまざまな立場に立って見ていただけると、いろんな水滸伝の姿が見えてくるような、グラデーションのある作品になっています。
大塚明夫らが梁山泊に立ちはだかる“強大な敵”を演じる
今回、梁山泊の面々の前に立ちはだかる“強大な敵”キャスト陣も一挙解禁。諜報組織・青蓮寺の総帥であり、李富の上司にあたる冷徹な男・袁明(えんめい)役は大塚。本作では、国を影から動かす裏の権力者を、圧倒的な存在感で体現する。
青蓮寺のメンバーとしては、暗殺や工作を生業とする「闇軍」の隊長・王和(おうわ)役を木幡竜、その副官である高廉(こうれん)役を牧島輝、青蓮寺の幹部で禁軍担当の蒼英(そうえい)役を浜田信也、民政担当の何恭(かきょう)役を竹森千人、地方軍担当の呉達(ごたつ)役を増田修一朗が担当。
そして、帝の直属軍である「禁軍」の大将で、腐敗した権力の象徴とも言える高キュウ(こうきゅう)を池田成志、その部下である陸謙(りくけん)を宮下修司が演じる。
一方、宋江らに立ちはだかるのは国家権力だけではなく、宋江と晁蓋が奪取を狙う、志を失った賊徒が跋扈する砦。その砦の賊徒を束ねる頭目・王倫(おうりん)役は萩原。圧倒的なカリスマと冷徹さを合わせ持つ“梁山湖の砦の絶対的支配者”を演じる。
王倫の右腕で砦の最古参メンバーの1人、副頭目・杜遷(とせん)役は神尾佑、もう1人の副頭目で杜遷と共に賊徒の初期メンバーとして梁山湖を支えてきた宋万(そうまん)役は八木将康が務める。
また、予告編第1弾映像も公開。主人公・宋江の「私には大望がある。腐ってしまった今の世を正したい」という熱いせりふと腐敗した世に立ち向かおうとする強い決意の表情から始まり、叛逆の英雄で“動”の頭領・晁蓋(反町)、“武”の化身・林冲(亀梨)、建国の英雄の末裔で正義の武人・楊志(満島)とその伴侶の済仁美(波瑠)が映し出され、解禁されたばかりの“敵”役も登場。
「国なら既にある」と宋江らの前に大きく立ちはだかる李富の策略を張り巡らせる顔。巨大な権力に立ち向かうと蜂起する、梁山泊の面々の強い信念と魂の叫び。戦いの構図が明白になり、物語はより一層熱を帯びていく。
※高キュウの「キュウ」は、正しくは「にんべん」に「求」







































