
俳優の船越英一郎と黒木瞳が、11月25日に都内で開催された「にしたんクリニック」新CM発表会に山崎弘也(アンタッチャブル)、綱啓永、幻冬舎の代表取締役社長・見城徹氏と共に登壇。同日全国で放送開始となった新CM『恋のたんたん拍子』篇の撮影エピソードや、CM内で披露しているデュエット曲のレコーディング秘話などを語った。
新CMの舞台は“あのスナック”
新CM『恋のたんたん拍子』篇は、2023年に放送された『サスペンスドラマ』篇で登場した“あのスナック”を舞台にストーリーが展開。これまで語られることのなかった裏設定が明らかになるとともに、今回のために書き下ろされたオリジナルデュエット曲「恋のたんたん拍子」に合わせて、“サスペンスから恋模様へ”と予想外の新展開に発展する。
CM内で黒木とオリジナルデュエット曲を歌唱する船越は「黒木さんとのコンビの“サスペンス篇”第3弾になります。今日はこの仕事をして以来、緊張しております。今日が歌手デビューの船越英一郎です」とあいさつし、黒木も「栄えある歌手デビューのお相手をさせていただきまして、ありがとうございます。黒木瞳です」と乗っかりつつ、「皆さんに楽しんでいただけるCMを提供できたと思っております」とほほ笑んだ。
CMの見どころについて、船越は「日本中が年末に『恋のたんたん拍子』を歌っていただけたらなと。デュエットソングでございますので。いろんな暗いニュースも多いですから、その中でわれわれのCMでちょっとでも年末年始を明るく過ごしていただければと思っております」と明かした。
一方、黒木は今回のCM内容を聞いたときのことを「『次は歌!?』ってちょっと驚きました」とした上で、「船越さんとデュエットできることもすごくうれしかったですし、一緒に歌うことができるCMなんてそうそうあるものではないので、すごいCMができるんだなって思いました」と振り返った。

船越、黒木とのCM撮影は「ずっと監督だと錯覚しまして…」
また、発表会にはCMに警察官役で出演している西村誠司社長も登壇。メーキング映像とともに撮影を振り返る場面では、船越が「僕ずっと黒木さんが(CMの)監督だと錯覚していまして、振りも全部教えてもらいましたし。そしたら黒木さんから『監督はあちらです』って言われて(笑)。頼りきりでしたね」と述懐し、映画監督としても知られる黒木とのタッグで助けられたことを打ち明けた。
なお、今回のCM曲は“英一郎&瞳”のオリジナルデュエットソング「恋のたんたん拍子」として、11月25日よりiTunes(Apple)、Amazon Musicほかでデジタル配信開始しており、11月26日(水)朝10時からはJOYSOUNDのカラオケでも配信される。それもあって、1982年に俳優デビューした船越はこれが人生初のレコーディングとなった。
あらためて船越は「44年目にして初めてレコーディングなるものをさせていただきまして…。西村社長から『今度は歌うぞ』って言われて、『僕これまで全く歌わずに来たのはなぜだか知ってますか?音痴だからです』って返したら、『今の世の中テクノロジーで何とでもなります。その代わり、僕はまだ歌を聞いてないけど、生歌は禁止します』って(笑)。それで臨んだレコーディングだったんですけど、黒木さんにすごく楽しんでいただけたようで、支えてもらいました。『いいわよ!』って言うから乗せられて、うっかり有頂天で終わったレコーディングでした」と笑顔で回顧。
それを受け、黒木も「本当に楽しかったです。船越さんは歌が苦手とおっしゃいますけど、キレがあるんです。そしてお芝居で歌われるんですよ。歌に“船越魂”が乗り移っている感じで(笑)。そういうところでお歌いになるから、私も乗せていただきました」と、お互いに敬意を表していた。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。



































