
炎と紙テープの派手な演出で12thシングル「排他的ファイター」初披露
後半は、10thシングル「モブノデレラ」のグレーの衣装に着替え、「モブノデレラ」からスタート。それまでの明るい雰囲気から一変し、シリアスなムードの中で「モブノデレラ」を披露。ここからは再び生バンドによる演奏で、「天使は何処へ」「秘密インシデント」「神様の言うとーり!」といった楽曲を一気に聴かせた。
続けて「ラストチャンス、ラストダンス」を披露し、バンドメンバーやスタッフクレジット、メンバーからの2025年振り返ってのひと言メッセージ、この日のセットリストなどがビジョンに映し出され、これで本編終了…と思いきや、ビジョンの映像が乱れ、「Extra Track」という文字が映し出され、12thシングル「排他的ファイター」を新衣装で披露。リリースイベントではすでに披露されているが、コンサート会場では初披露となった。
「排他的ファイター」は、“自分対自分”をテーマに自分を変えたい主人公と「ここがお似合いだという現実を突きつけるもう一人の自分との戦い、葛藤が描かれている。楽曲のテーマ、内容に合わせた力強いパフォーマンスを、炎と紙テープの派手な演出と共に見せた。

7周年ライブの開催をサプライズ発表
アンコールでは、「君を見かけた」「初恋カムバック」「僕たちのイマージュ」を披露。本編でトロッコに乗ってメンバーがアリーナ席の間を繰り出すことがあったが、アンコールではスタンド席にもメンバーが登場するファンサも行われた。
そして、≠ME 7周年コンサート「≠ME 7th ANNIVERSARYPREMIUM CONCERT」が2026年2月23日にKアリーナ横浜で開催することをサプライズで発表。リーダーの蟹沢は「さいたまスーパーアリーナに立たせていただいて、たくさんの皆さんと≠MEのお誕生日を一緒にお祝いできるっていうのが本当にうれしいなって改めて感じたので、7周年も大きな会場で周年コンサートを開催させていただけて本当に感謝でいっぱいです!」とうれしさと感謝の気持ちを伝える。
「今年は映画の公開もあったけど、改めて≠MEとしてたくさんの方に歌やダンスを届けることができた1年だったかなと思います。その集大成として7周年コンサートを最高のものにできるようにメンバー一同、みんなで頑張りますので、皆さん、7周年コンサート来てくれますか?」と呼びかけると会場に大きな返事が響いた。
最後は、ペンライトでグループカラーのエメラルドグリーンに会場が染まる中、『「君と僕の歌」』を歌唱。蟹沢は「ステージから見る景色がグループロゴのダイヤモンドみたいに見えるんですよ。これは皆さんがくれた少し早めのクリスマスプレゼントみたいに感じました。私たちも皆さんの毎日をダイヤモンドみたいにキラキラに彩れるようにこれから頑張っていきたいなと思います」とメッセージを伝えた。
一人ステージに残った冨田が「今年は皆さんがたくさんそばにいてくれたおかげで本当に楽しい1年でした。まだまだ夢の場所もありますし、たくさんの皆さんとこの先もずっと一緒に大きなステージに行けたらいいなと思っているので、これからもそばにいてください!今日は本当にありがとうございました!」と呼びかけて、特別公演の幕が下ろされた。
◆取材・文=田中隆信


キングレコード
発売日: 2025/12/10





























