海邉朱莉が「いつかできるから今日できる」をソロ歌唱
大越ひなのの「皆さんの声、もっと聞かせてください!」という一声でオーディエンスのコールが一際大きくなった「狼に口笛を」、長嶋のあおりを受けて熱気が増した「おひとりさま天国」と、新旧の人気曲を立て続けに披露し、会場の空気を掌握していった6期生。
6期生春組の川端、瀬戸口、長嶋、矢田によるトークで再び会場の空気が和らぐと、続いては今回の「新参者」の恒例企画となったソロ楽曲コーナーに突入した。川端が次に歌唱するメンバーからの手紙を代読するのだが、そこでは「変わりたい、成長したいと決心して、でもできない自分に挫けそうになるとき、この曲はそんな私を励ましてくれ、『やるしかない』と勇気と覚悟を決めることができます。隣で一緒に頑張っている同期、いつも何かを頑張っている皆さん、そして今から歌う私へ。弱い自分を見つめることも、悔しさを抱える自分も全部大事にして、諦めずに信じていてほしいという思いを込めて、この曲を届けます」と選曲理由が記されていた。そのまま、春組メンバーである海邉が「いつかできるから今日できる」をソロ歌唱。堂々と歌い終えた海邉が「今を大切に、信じていてください」とステージにメッセージを残した。
彼女と入れ替わるように愛宕、大越、鈴木、増田、森平麗心の5人で3期生楽曲「未来の答え」を元気いっぱいに披露。また海邉、川端、瀬戸口、長嶋、矢田の5人は4期生楽曲「キスの手裏剣」を楽しげに歌い踊り、客席を柔らかな空気で包み込んでいった。再びステージに10人が勢揃いすると、川端をセンターに据え5期生楽曲「いつの日にか、あの歌を…」をパフォーマンス。そして、グループの大切な局面で歌い継がれてきた「設定温度」にて、この期別曲ブロックは幕を下ろした。
瀬戸口心月「私たち11人を、ずっと見ていてください」
そして、瀬戸口が「次に披露する曲は、私たち6期生が乃木坂46に入って初めて覚えた楽曲です。私たち11人を、ずっと見ていてください」と告げ、代表曲のひとつ「シンクロニシティ」を華麗に舞い踊った。さらに、鈴木が先頭に立つ「帰り道は遠回りしたくなる」へとつなげ、“乃木坂らしさ”が色濃く表れた楽曲を6期生なりに表現した。
10人の息が合ったダンスで場の空気を変えると、大越をセンターに迎えた「ごめんねFingers crossed」でライブも終盤戦に突入。クールな側面を強く打ち出した同曲から、矢田が中心に立つ「Same numbers」でもこの空気は引き継がれた。そして、メンバーが横1列に並び深々とお辞儀をすると、「きっかけ」へ移り、それぞれが胸に抱えるものを発露するように紡がれる歌声は、会場を彩り豊かに染め上げていった。
本編ラストナンバーに入る前、森平が「私たち6期生は大好きな乃木坂の曲を、1つ1つ大切に披露させていただいてきました。この期間は6期生で励まし合って、どんなにつらいことがあっても全員で、小津ちゃんの分も一緒に頑張ってきました。そして、この『新参者』を通してもっと乃木坂46が大好きになりました」と現在の心境を吐露すると、「市営ダンスホール」へと繋ぎ、ライブ本編を締めくくった。

ソニー・ミュージックレーベルズ
発売日: 2025/11/26































