
ジョニー・デップの監督復帰作「モディリアーニ!」のジャパン・プレミアが12月2日に都内で開催され、デップが登壇。急きょ赤西仁がスペシャルゲストとして登場し、花束を渡して映画の上映を祝福した。
ジョニー・デップが約30年ぶりに監督復帰
本作は画家や彫刻家としてパリで活動し、不摂生による貧困、肺結核、薬物依存などにより35歳で死去したイタリア人芸術家アメデオ・モディリアーニ(リッカルド・スカマルチョ)の人生を変えた情熱的な3日間を描く物語。デップが長年の友である俳優アル・パチーノに声をかけられ、「ブレイブ」(1997年)以来約30年ぶりにメガホンをとった。
1916年、戦火のフランス・パリ。才能にあふれながらも批評家に認められず作品も売れなかった、酒と混乱の日々を送るモディリアーニ。キャリアを捨て、この街を去ろうとしたとき、仲間とミューズの存在が彼を引き止める――。
今回監督を務めることになった経緯について、デップは「アル・パチーノから謎の電話がかかってきたんですよ」とした上で、「アル・パチーノとは映画で共演して以来、親交を深めていて。ある日、突然『ジョニー!モディリアーニの監督をしたほうがいい』と。突拍子もないことを言うなと思ったけど、アルはもともとそういう人。そのアルが僕に連絡してきたということは、彼なりに僕に任せていいと思ってくれたんだろうなと。もちろん映画が面白いと思って引き受けたのもあるけど、僕にとってはチャレンジでした」と、再び監督に挑戦しようと思った経緯を打ち明けた。
また、本作にはキャストとして名を連ねていないが、デップは「自分が出なくていいことも魅力でした。監督として、キャストが自由にそのキャラクターになりきり、いろんな選択肢の中で試行錯誤しながら表現してくれるのを眺めながら、編集室でこれはどうだ、これはいい、これはダメだと決めていき、映画が形になっていきました」と、俳優陣に信頼を寄せて監督に専念したことも付け加えた。

デップ、次の来日は「ひょっとしたら3カ月後に」
あらためて観客へ向けて「8年半ぶりに日本に戻って来られたんですけど、本当に長過ぎましたね。今度はこんなに間隔を開けず、もっと早く日本に戻ってきたいと思っています。ひょっとしたら3カ月後かもしれないよ」というファンにはうれしいコメントとともに、感謝を伝えた。
そんな中、デップと共有の知人がいるという赤西が急きょ花束を持ってステージに登場。舞台あいさつ前のレッドカーペットに参加するためでもなく、純粋にお祝いに駆け付けたサプライズゲストに観客がどよめく中、赤西はデップと熱いハグを交わし、「まだ映画を見ていないんですけど、これから見たいと思います。この後お食事に行く予定なんですけど、今日は暇だったんで花束を渡しに来ました」と語った。
これにデップは「この花束を食べるのかな?」とジョークで返しつつ、駆け付けてくれたことに感謝した。
その後、流れで一緒にフォトセッションに臨むことになり、赤西は「フォトセッションは聞いてないんですけど…(笑)」と恐縮しつつ、デップとのツーショット撮影に応じた。
映画「モディリアーニ!」は2026年1月16日(金)に公開。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)
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