
AAAの「恋音と雨空」を手掛けた岡村洋佑がサウンドプロデューサーを務める5人組アイドルグループ、.BPM(ドットビーピーエム)が、1stアルバム「The .BPM WONDER」を12月2日にリリースする。ドラマ「この動画は再生できません3」(11月30日より、毎週日曜夜9:30-10:00、BS12 トゥエルビ)の主題歌アーティストにも決まり、2026年1月8日には東京・Zepp Shinjukuでの5周年ワンマンも控えている。本人たちはトンチキソングと言うも、楽曲のよさ、歌のうまさはハイレベル。メンバーの高任芹奈、源有紀子、七瀬汐里、森山小百合、日南千穂に、.BPMの魅力が詰まったアルバムの解説をしてもらった。
不思議、驚き….BPMのワンダーなアルバムが完成
――.BPM初のアルバムリリース。決まったときはどんなお気持ちでしたか?
高任:まずは嬉しかったです。で、「やっとだ」と。アルバムを出したい気持ちは以前からあって、それがやっと叶ったと思いました。たぶん、.BPM5周年を記念して企画してくださったのだと思いますが、ドラマ主題歌のタイミングにも重なってよかったです。
――アルバムタイトル「The .BPM WONDER」にはどんな意味が込められているのでしょうか?
高任:サウンドプロデューサーの岡村洋佑さんにお聞きしたら、「WONDER」には不思議、驚きとか色々な意味があって、そんな驚きに満ちた.BPMの世界観をこのアルバムで伝えるためだと教えてくれました。私たちもじゃあ、どの曲を入れようかと話し合って、その気持ちの通り、このアルバムには.BPMのいろいろな顔の曲が詰まっています。.BPMの音楽と聞かれたら、「これです!」って出せるアルバムになりました。
――既存曲は新録しているんですよね?
森山:私と(日南)千穂ちゃんが加入する前の曲は新録です。この5人の声で初めて聴ける曲。個人的にそれもすごく嬉しくて、「私たちのアルバムだ」という実感も強いです。
――表題曲はアルバム新曲の「WONDER GIRL」です。これはどんな曲でしょうか?
日南:.BPMの中では珍しく格好いい曲で、聴いているとワクワクが込み上げてくる楽しさもある曲です。私たちは来年1月8日にZepp Shinjukuで5周年ワンマンを控えていて、ファンの皆さんも「WONDER GIRL」を聴くと1月8日が待ち遠しくなると言ってくれます。
――不思議な雰囲気のイントロが特徴的ですね。昨年からアイドルは可愛いブームが続いていますが、.BPMは違うところで戦っているグループだと分かる楽曲だと思いました。
源:代弁ありがとうございます(笑)。「WONDER GIRL」は私たちの代表曲なので、そう言っていただけるのは嬉しいです。
アイドルの苦しみも表したビターな新曲に注目
――ドラマ主題歌となった「いる…!?」のほか、新曲には「恋ニフツカヨイ」と「Black Rose」と「アネモネと蒼い鳥」があります。それぞれ楽曲紹介をしていただけますか?
七瀬:「恋ニフツカヨイ」はライブでの盛り上がり曲で、曲中に二日酔いの「あぁ~、うぅ~」という呻きがあって、そこはお客さんにも一緒に声を出してもらいたいです。というか、初披露して次のときにはもう完璧に「あぁ~、うぅ~」と歌ってくれて、「さすが!」と思いました。歌詞に「二日酔い」というワードが入っているからと二日酔いになって来てくれる方もいて、色んな意味でファンの皆さんと一緒になれる曲になっています。
――「Black Rose」はどんな曲ですか?
高任:この曲はどこかで出すサプライズ曲にしたいと思っていて、まだ披露していない秘密の曲です(取材時)。特に歌詞に注目してほしい楽曲で、私たちアイドルの苦しみを言葉と曲に合わせてかっこよく表現しています。歌っていても、ダンスをしていても、心の底からその気持ちが出てくるような楽曲で、聴いてくださるときは耳を澄まして歌詞を聴きとってほしいです。これが私たち、「これがアイドルの苦しみなんだ」というのも含めて聴いてもらえたら嬉しいです。
――だから赤い薔でも青い薔薇でもなく、黒い薔薇なんですね。ちょっと心配にもなってきますけど。
高任:大丈夫です。.BPMはメンタル、鋼なので(笑)。それに、もちろん苦しいことより、楽しいことの方がたくさんあります。アイドルはその二つを抱えながら目標に向かって頑張っているというのを曲に乗せているんです。それをポップに歌い上げるのが.BPMなので。
――まさに.BPMのキャッチコピー、「ビターな乙女心」ですね。
高任:これ、あまり言っていませんが、.BPMは、「ビタープリンセスムービング」の頭文字からも来ています。だから、「Black Rose」は本当にその通りの曲なんです。
――「アネモネと蒼い鳥」はどんな楽曲でしょうか?
源:この曲はサウンドプロデューサーの岡村洋佑さんが、AAAさんの「恋音と雨空」のアンサーソングとして作ったと教えてくれました。歌詞が「恋音と雨空」での出来事を受けて…というもので、AAAさんのファンにはぜひ聴いていただきたいです。私自身、AAAさんの大ファンなのでとても大好きな曲です。
――アルバム制作を通して新たな発見はありましたか?
高任:まだまだ表現できるところは多いんだなと感じました。みんなのレック(REC)の声を聴いてもだし、曲の幅としても。
源:「いる…!?」を聴いたときは、.BPMってこっち系もできちゃうんだと思いました。
森山:アルバムの曲全部を聴いたとき、.BPMの曲のよさが詰まっていて、もっともっと私たちの曲を知ってもらいたいという気持ちが強くなりました。
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