
AKB48が12月5日、東京・日本武道館で「AKB48 20th Year Live Tour 2025 in 日本武道館 ~あの頃、青春でした。これから、青春です~ 20周年記念コンサート Part1」を開催。4日間6公演を日本武道館で行う20周年記念コンサートの2日目を飾った本公演には、“AKB48 20周年応援総団長”高橋みなみの他、篠田麻里子、松井珠理奈、山本彩、渋谷凪咲、チーム8メンバーなど姉妹グループの垣根を越えたOGメンバーが集結。事前発表のなかった島崎遥香、本田仁美もサプライズで駆けつけ、大きな盛り上がりを見せた。
ぱるる1曲披露で会場を後に
「overture」は初代バージョンが流れ、観客の記念コンサートへの期待が高まる中、「上からマリコ」で開幕.し、ステージにリフターで登場した篠田麻里子が“上から”「つぶすつもりで来てくださーい!」と叫ぶ。後のMCコーナーで「喉をつぶすつもりで」と説明したが、篠田が選抜総選挙で残した名言に会場全体に一気に火がつく。
続いて島崎遥香がサプライズで登場すると、会場が揺れるほどの歓声が駆け巡る。「皆さんお久しぶりです。AKB48の20周年おめでとうございます」とあいさつすると、じゃんけん大会優勝で初センターとなった「永遠プレッシャー」で歌唱。「またね~」とファンに手を振ってステージを降りた。
その後、松井珠理奈、北川綾巴でSKE48楽曲「パレオはエメラルド」、山本彩、渡辺美優紀、渋谷凪咲、市川美織でNMB48楽曲「ナギイチ」と、各グループの代表曲をパフォーマンス。さらに、高橋みなみもステージに加わり、OGと現役メンバー50人で「少女たちよ」を披露した。
序盤の5曲からスペシャルなライブを感じさせるセットリスト、そしてOGと現役メンバーの共演によるAKB48の歴史と今を見せる圧巻のパフォーマンスで、会場のボルテージはマックスに。高橋みなみは「オープニングから“なんでもアリのAKB”でっせということで、楽しんでくれてますかー!?」と絶叫。
さらに「もう大興奮で、久しぶりにぱるるの『永遠プレッシャー』も見たなと思って…ぱるるは?」と島崎の姿を探すも、倉野尾成美が「このコンサート自体に参加できるか分からなかったんですが、先ほど1曲披露されて…もう帰られました」と説明。会場が笑いに包まれる中、OGたちは「ぱるるっぽい!」「幻だった?(笑)」と驚きの声を上げていた。

てんとうむChu!、でんでんむChu!、オカレモン48、チーム8も復活
その後、2013年に岡田奈々、小嶋真子、西野未姫、渋谷凪咲らで結成された研究生ユニット「てんとうむChu!」と、2015年に村山彩希、大和田南那、田中美久、矢吹奈子らAKB48グループの若手メンバーで結成された「でんでんむChu!」の再集結が実現。
「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の企画で結成されたOKL48(オカレモン48)の楽曲「永遠より続くように」では、市川美織が現役メンバーとともにレモンの被り物を被って登場し、市川のキャッチフレーズ「フレッシュレモンになりたいの~!」も後輩と一緒に決めた。
2023年4月に活動を休止したチーム8の一夜限りでの復活では、本田仁美がサプライズで登場。「夢のスタートラインを切ったメンバーと、こうして武道館に立てることがうれしい」とコメント。
後半は、現役メンバーによる“今のAKB48”を代表するシングル曲を披露。再びOGが登場すると、岡田奈々をセンターに「根も葉もRumor」、村山彩希をセンターに「緞帳を上げてくれ!」、本田仁美をセンターに「どうしても君が好きだ」と怒とうのダンスナンバーでラストスパート。松井珠理奈をセンターに「大声ダイヤモンド」、篠田麻里子をセンターに「10年桜」とライブチューンでさらに熱量を高め、山本彩によるギターの生演奏にのせて「365日の紙飛行機」を大合唱。「僕の太陽」で本編を締めくくった。

小栗有以「OGに負けないように頑張ろうねって臨んだ」
アンコール最後の曲の前に、篠田麻里子は「20年間もAKB48というグループがやってこれたのは応援してくださる皆さまのおかげだと思います」と感謝。松井珠理奈も「現役メンバーがリハーサルから元気いっぱいで全力なのがうれしかったです。SNSで“今のAKB48”が一番っていう声も聞くし、本当に勢いを感じるので、この先のAKB48がすごく楽しみだなと思いました」と激励の言葉を送る。
現役メンバーを代表して、小栗有以は「絶対OGの皆さんに負けないように頑張ろうねって現役メンバーも円陣して臨みました。全体が熱い熱気に包まれて、私もすごく楽しかったです。でも、皆さん明日まで心臓が持つかなと不安です」と振り返った。
そして、高橋みなみが「明日明後日も、まだまだライブは続きますので、ぜひ20年を振り返りながら、そしてより多くの方に知っていただく機会になったらうれしいなと思っています」と締めくくり、最後は「青空のそばにいて」を心を込めて歌い上げ、日本武道館公演2日目は幕を閉じた。




































