
横山玲奈「9年間、たくさんの愛をありがとうございました!」
ここからモーニング娘。のライブの定番となっているノンストップのメドレーコーナーへ。「顔YESヌード」に始まり「女と男のララバイゲーム」「気まぐれプリンセス(23 Ver.)」「恋愛ハンター(updated)」「自由な国だから」「Teenage Solution」「I surrender 愛されど愛」と、人気のナンバーをたっぷりと詰め込んだ楽曲構成で、メンバーの歌声と観客の声援もさらなる熱気を帯びていく。
客席で繰り返される「あかね!」「れいな!」の声援を受けてアンコールへ。まずは横山が一人でステージに登場。本人が「これまであまり着てこなかった色に挑戦してみました」とライブ前に語っていたように、ピンク色のプリンセスラインの愛らしく華やかなドレスを着用。横山は9月にメニエール病と診断され、11月8日以降は治療のためイベントやライブを欠席し、本公演で約1カ月ぶりに復帰。ライブで久しぶりにファンの前に元気な姿を見せた横山は「9年間、たくさんの愛をありがとうございました!」とファンに向けてメッセージを送る。
そして、2007年7月発売のシングル「女に 幸あれ」のカップリング曲「Prease!自由の扉」をソロで披露。横山が「卒業にぴったりな歌詞だなとも思いますし、自分にもすごく合っているなとずっと思っていたので、今回歌うことができてとてもうれしいです」と、同曲を選んだ理由を公演前に語ったように、歌詞にある“素敵な笑顔”を見せながらも、次のステージへの羽ばたく決意を感じさせるように力強く歌い上げた。
羽賀を除くメンバー8人がステージに登場し、9人で「シャボン玉」をパフォーマンス。冒頭のファンとのコール&レスポンスのパートでは、ファンから「(愛する人は玲奈だけ!)と大声援が起き、横山も満面の笑みを見せていた。

羽賀朱音「モーニング娘。は私の人生そのものです」
9人がステージから退場すると、小さな頃から大好きな色だったという水色のドレスを着た羽賀がステージに登場。公演前に「自分の卒業コンサートのイメージをした時に、この曲を歌っている自分が一番想像できたので選びました」と話した「ゼロから始まる青春」をソロでパフォーマンス。一つ一つの歌詞を大切に紡いで歌い上げ、羽賀のメンバーカラーのオレンジ色に染まった光景も相まって、温かい雰囲気に会場が包まれる。
パフォーマンス後、羽賀は卒業への思いをつづった手紙を読み上げる。「アイドルになりたかったわけではなく、モーニング娘。になりかった。小さい時からモーニング娘。が歌う童謡を聴いて育ったから、気づいた時にはもう、モーニング娘。が大好きで、常に私の人生の隣にいてくれる存在でした。モーニング娘。になってからも、その大好きな気持ちが薄れたことは一度もありません! モーニング娘。は私の人生そのものです」と、時折り言葉をつまらせながら、メンバーへの感謝も交えてグループ愛を吐露していく。
続けて「私の見解としては、私は人前に立つことが向いていないんじゃないかなと思っていました。でもあなたが信じてくださったから、私の好きな私を見つけることができました。あなたの優しが、私をここまで連れてきてくれました。心からありがとうございます」と、ファンに向けて感謝の言葉を口にしていく。
最後に「私は明日から、また皆さまと同じオタクに戻ります。客席でモーニング娘。を見るのが一番の楽しみです。この景色も、この気持ちも来世まで忘れません。今日まで11年間ありがとうございました」と手紙を締めくくった。


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発売日: 2025/12/03









































