
野中美希「モーニング娘。は、これからさらに進化を遂げて成長します!」
ラストはメンバー10人がステージに登場。代表メンバーが感謝の言葉と羽賀と横山への思いを語っていく。卒業する2人のメンバーカラーのリボンをブレスレットにつけてライブに臨んだという弓桁は、羽賀と横山に向けて「これからは羽賀さんや横山さんみたいに、モーニング娘。を照らす太陽のような存在になれるよう頑張るので見ていてほしい」と決意し、井上春華は「お2人がとてもキレイで、後輩として側で見送れることが本当に誇らしい」とコメント。
山崎愛生は「本当に皆さんの笑顔が大好き。これからも皆さんの笑顔を見るため、私もニコニコいっぱいを届けていこうと思います!」と、ファンに向けて感謝の言葉を口にする。ワクワクした気持ちと、2人も卒業してしまうという危機感も持ってツアーに臨んだという岡村ほまれ。「個人的な目標で、今回のツアーを通じて、“ほまれやるじゃん!”って思ってもらえるように頑張ってきました」と、涙を浮かべながらツアーを回顧。会場からは大きな拍手が起こり、卒業する2人からも「最高! カッコよかったよ!」とエールが。
最後はリーダーとして初めてのツアーを完走した野中。「決して平坦な道じゃなかった。リーダーになって人には言えない悩みができたり、想定外のこともたくさん起きた」と吐露し、そんなときはメンバー、OG、スタッフ、ファンが応援してくれて、支えてくれたと感謝の気持ちを伝える。卒業する2人に向けては「キレイですねぇ」とため息まじりに語り、「本当に大変なこともあったし、全部が楽なことじゃなかった。だからこそ、胸を張って言いたいことがあります。モーニング娘。は、これからさらに進化を遂げて成長します! 皆さんと一緒にファンの皆さんと一緒に飛躍していきたいです」と力強く宣言し、コメントを締めた。

アンコールの最後は10人で「涙ッチ」を熱唱
アンコールの最後は10人で「涙ッチ」を熱唱。楽しさと、寂しさ、そして卒業するメンバーが作り上げた温かさが感じられるライブは大団円を迎えた。
今回の公演をもってグループの中核を担い、歌やMCなどで存在感を発揮していた羽賀と横山が卒業。また、この一年で生田衣梨奈や石田亜佑美といった長年グループを牽引してきたメンバーが続けて卒業し、2026年には現メンバーの中で最も長い在籍日数を誇り、グループの歌唱部分を引っ張ってきた小田も卒業を控えている(時期は未定)。
変化の時を迎えているモーニング娘。だが、メンバーは何人も卒業してきた。しかし、そのたびに今までに見られなかったようなメンバーの成長などをファンは目の当たりにしてきている。そんな歴史の積み重ねが、結成から28年経った今でも多くのファンから愛されている理由の一つだろう。
今回のツアーファイナルのタイトルには“with Hope”というワードが追記されている。これは羽賀と横山が話し合い、柔らかく温かい雰囲気があり、モーニング娘。の明るい未来も連想できるからという想いから付けられているという。この2人からのメッセージに応えるべく、メンバーは新しい自分たちのモーニング娘。像を作るべく、全員で力を合わせて“Movin’ Forward with Hope(=希望を持って前へ進む)”していくことだろう。最後のMCで岡村や野中が語っていたように、進化を止めない。今の時代がモーニング娘。が一番でありたい。そんな強い思いを胸に。

※山崎愛生の崎は正しくはタツサキ

UP-FRONT WORKS
発売日: 2025/12/03







































