
前田敦子&大島優子がステージにそろう「優子ちゃ~ん!」「あっちゃ~ん!」
中盤には、OGと現役メンバーが混合で歴代のチーム楽曲をパフォーマンス。大島優子ら初代チームKメンバーとともに「脳内パラダイス」「転がる石になれ」、峯岸チーム4メンバーと「LOVE修行」、柏木由紀ら初代チームBメンバーと「初日」、そして前田敦子、高橋みなみら初代チームAメンバーと「Pioneer」「Only today」を披露した。
終盤には、松井咲子のピアノ前奏から始まる「ポニーテールとシュシュ」、さらに「Everyday、カチューシャ」と続き、「言い訳Maybe」では、前田敦子、大島優子が「優子ちゃ~ん!」「あっちゃ~ん!」と声を掛け合い、ステージで並ぶ。22曲目にして、ついに“あつゆう”二人がステージに並ぶと、会場は歓喜の渦に包まれた。
その後のMCで、高橋みなみは「敦子とゆうちゃんが向き合うところを見ちゃうと、あれはちょっとやばかったよ」と興奮。二人は「なんかかみ締めちゃったよね」「かみ締めタイムになっちゃった」と少し照れくさそうに顔を見つめ合った。
また、大島優子が「みんな一生懸命だよね。現役の時より一生懸命だった」と口を滑らせると、高橋みなみが「ちょっと! 頼むよ。現役の時も一生懸命だった」とツッコミを入れるなど、和気あいあいとしたトークを展開。
改めて心境を聞かれた大島優子は「なんかね、現役のメンバーの子が『本当に一緒にやれてうれしいです』って声をかけてくれるんです、みんな。それが一番うれしくって。もう、涙出ちゃう。倉野尾ちゃんがね、あっ私、倉野尾ちゃんのことクラムチャウダーって呼んでいるんだけど。クラムチャウダーからクラムちゃんに変えたのね。だから、クラムちゃんって呼んでいるんだけど、クラムちゃんから『ここまで一生懸命やってくれてありがとうございます』」って言われた時に、(現役の)みんなは6公演もやっているのに、そんな私たちに優しさを差し伸べてくれるの? ありがとう…みたいな。いい後輩だなと思って」とリハの期間を振り返り、会場を笑いに包みながら後輩との交流を明かす。
そして、高橋みなみが「なんと、次が最後の曲です」と言うと、客席からは「えー」という悲鳴が。それを聞いた大島優子が「どうする? 一回帰る? もう一回集合で」と小ボケを入れつつ、「本当に20年の思い出がそれぞれあると思いますけれども、これからも皆さん、AKB48と共に青春を送る準備はできてますか?」と煽り、本編最後となる「ヘビーローテーション」へ。センター・大島優子の「ワン・ツー・スリー・フォー!」の掛け声、そして大島優子と前田敦子が顔を近づけて歌うおなじみのシーンに会場の盛り上がりも最高潮に達した。

総勢183人で「桜の花びらたち」を大合唱
アンコールでは、8月にリリースした20周年記念シングル「Oh my pumpkin!」、そして「10年桜」を歌唱。高橋みなみは「20周年だから卒業生がそろうというのは、当たり前のことではないです。今日この場所になんで集まったのか、それは『AKB48が、私たちにとっての青春だから』です。この景色を見られたことは当たり前ではなく、現役メンバー、そしてファンの皆さんがAKB48を愛し、20年つないできてくれたからです。卒業生を代表し、感謝を伝えさせてください。ありがとうございます!」と感謝を伝えた。
その言葉に、前田敦子は号泣しながら「私はやっぱり秋元先生にお礼を言いたいです」「私は簡単な気持ちでは立てないと思いました」と20周年企画に参加することに迷いがあったこと、出演を決めた経緯を告白。「秋元先生から『もう一度、力を貸してほしい。もう一回、AKB48をみんなに大きく届けられるように背中を押してほしい』と言ってもらって、最後まで頑張ろうと思いました。12月31日の紅白歌合戦まではOGが頑張って、そこから先は現役メンバーの背中を押したいなと思っています」と思いを吐露。
そして、倉野尾は「卒業生の皆さんは、あの時のままのAKB48を見せてくれました。全てが一つになったような夢のようなステージで、いろんな時期がありましたけど、自分たちの時代をつなげることができて本当によかったです」と胸を張った。
その後、観覧出演ゲストもステージに上がり、総勢183人で「桜の花びらたち」を大合唱。高橋みなみは倉野尾の肩をたたき「ここからだ! 頑張ってね! 絶対にみんななら良い21年が始められると思います!」とエールを送り、ステージを後に。
AKB48に今まで在籍した361人の名前がエンドロールで流れると、公演はWアンコールへ。OGから未来へのバトンを託された現役メンバーで「緞帳を上げてくれ!」「次のSeason」を披露。倉野尾は「21年目は自分たちの力で作り上げてきます! 第二期黄金時代を築いてきます」と力強く宣言し、「ここからだ」のパフォーマンスで記念コンサートは幕が降ろされた。












































