熱意に満ちた若者たちとともに「スター・ウォーズ」の世界観を表現
ルーカスフィルムの手掛けた“映像”は世界中に大きな衝撃を与えたが、その制作の道のりは波乱万丈そのものだった。当時、SF映画はB級扱いで興行収入が低迷。さらに“フォース”に“ジェダイ”、“ドロイド”、未知のクリーチャーなど誰も見たことのない画期的なキャラクターとストーリーだったため、映画会社に持ち込むも誰もルーカスの考える「スター・ウォーズ」の世界を想像できず、断られ続ける日々だった。
20世紀FOXのプロデューサーが興味を示し、やっと映画制作にこぎつけたものの、予算も時間もノウハウもない。そこでルーカスの思い描く「スター・ウォーズ」の世界観を表現するために集められたのは、キャラクターや宇宙船を描くのが得意なデザイナー、模型造りの達人、背景を描くペインターなど映像制作が好きな熱意に満ちた若者たちだった。
それぞれの知恵をしぼり試行錯誤を重ね、朝から晩までほとんど休みなく夢中になって作り上げた映像は、世界中の人々を驚きと興奮の渦に巻き込んだ。そして彼らはその後、ルーカスフィルムの「スター・ウォーズ」や「インディー・ジョーンズ」だけでなく、「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ハリー・ポッター」「ジュラシック・パーク」、MCUなど、さまざまな大作映画に参加し、アカデミー賞視覚効果賞を15回も受賞するILMへと発展していった。「ライト&マジック」は、そんな彼らの軌跡を映し出している。

「スターウォーズ」シリーズ最新作は、2026年5月に日米同時公開
「ライト&マジック」の他、ルーカスフィルムの制作の裏側を映したドキュメンタリーシリーズの「オビ=ワン・ケノービ:帰ってきたジェダイ」や「ディズニー・ギャラリー/スター・ウォーズ:マンダロリアン」などもディズニープラスにて、独占配信中。
また、ルーカスフィルムは、7年ぶりに映画館で公開される「スターウォーズ」シリーズ最新作「スターウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」を2026年5月22日(金)に日米同時公開する。

世界文化社
発売日: 2025/10/30



























