
瀬戸麻沙美の“ドス”と加藤渉の“塩梅”
ーーキャストについてもお伺いします。スカーレット役の瀬戸麻沙美さんをはじめ、キャスティングに際してこだわったポイントを教えてください。
まずはスカーレットを誰に演じて頂くかが一番の軸でした。最終的に瀬戸さんに演じて頂く決め手は、貴族らしい“品”がありつつも、同時に“ドス”が効いていたというのが大きいですね。その上で厳しさや冷たさなど、いろいろな機微やバランス感がとにかく完璧だったんです。
ーー一方、加藤渉さん演じるジュリアスは、なかなか本性が見えない謎めいたキャラクターです。
加藤さんご本人もおっしゃっていましたけど、ジュリアスの芝居ってすごく難しいんですよ。表面で言っていることと裏で考えていることが違うので、感情が出すぎてもダメだし、出なさすぎてもダメという感じなんです。なので最初のうちは、結構調整をしていましたね。ただ、途中からは加藤さんが本当にうまく演じてくださって、演出意図に応えていただけるようになりました。

第6話「血祭り」の衝撃とクライマックスへの期待
ーー第10話までを振り返って、中山プロデューサーが個人的に印象に残っているシーンはどこですか?
コミックスを読んでいる時から、ずっと「このシーンをアニメで見たいな」と思っていて、実際に見れて嬉しかったのは…第6話のラストです。女神像を壊して槍を携えて、女神の顔を踏みつけながら「さて、私もお祭りを始めましょうか。血祭り、ですけどね」って言うあのシーンです。
ーーあのシーンは最高でした(笑)。
もう本当にキメキメなセリフなんですけど、コミックスを読んでいる時に思わず「すげーなこの作品」って思ったカットなんです。アニメでこのシーンが流れた時にはさらに興奮して滾りました。サブタイトルにもなっていますけど、「拳の想い人(サンドバッグ)」みたいなパワーワードが多くて、そんなスカーレット語録も本作の大きな魅力だと思います。
ーーありがとうございます。では最後に、いよいよ迎えるクライマックスに向けて、見どころをお願いします。
物語はいよいよラスボス・テレネッツァとの戦いに向かって突き進んでいきます。彼女とどんな決着が付くのかが見どころですし、あとはやっぱりスカーレットとジュリアスの結末ですね。「2人は最終的にくっつくの?」っていうのも作品の大きな軸になっているので、その二つの行方を楽しんでいただければと思います。非常に最終回らしい、いい形でのクライマックスが待っていますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

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