
俳優の高杉真宙が12月10日、都内で開催された映画「架空の犬と嘘をつく猫」舞台あいさつ付き完成披露上映会に、伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、安田顕、森ガキ侑大監督と共に出席。自身の“優しい嘘”エピソードで共演者らを驚かせた。
映画「架空の犬と嘘をつく猫」
寺地はるな氏の同名小説を原作とする本作は、ある家族の30年にわたる“嘘”と“愛”の物語。弟の死が受け入れられない母のために弟のフリをして母に手紙を書き続ける山吹を高杉、山吹の小学校の同級生である佐藤頼を伊藤、山吹の初恋相手である遠山かな子を深川が演じる。
「優しい嘘」についてトーク
舞台あいさつでは、家族のみんなが嘘つきだという本作にちなみ、キャストがこれまでについた優しい嘘についてトーク。高杉は「タクシー…」と書いたフリップを掲げた。
フリップに書いた内容を聞かれた高杉は「空港までタクシーに乗った時があって、タクシーの運転手さんがすごいおしゃべりだったんですよ」と、ある日のタクシーでの出来事を告白。そして「色々お話を聞いてて、そのタクシーの運転手さんの人生の壮絶な話を聞くことになった」と明かし、「到着予定時刻が結構ギリギリになってきていて、まずいなと思ったんですけど、おしゃべりが好きだから、おしゃべりに夢中だから、あまり急ぐ気配もなくて」と当時の様子を振り返った。
続けて高杉は「混んでいるのもあって、結構ギリギリになってきちゃったんですけど、そのタイミングでタクシーの運転手さんに『時間大丈夫?』って聞かれた」と回顧。「『大丈夫です!』って答えて。そのタクシーの運転手さんの話もすごく面白かったから、話の腰を折るのもあれだなと思って」と優しい嘘をついたことを打ち明けた。
周囲の言葉に「優しいんです」と高杉
「このタクシーの運転手さんの人生の話を聞けるなら、面白い話を聞けるなら、もう次の飛行機でもいいか、と思う覚悟を決めていました」と語った高杉に、周囲は「えー!」とびっくり。伊藤が「優しい〜」と感心すると、高杉は「優しいんです」と胸を張り、森ガキ監督も「“優しい”超えてますよね」と、飛行機を見送ってまで運転手の話を聞こうとする高杉の優しさに驚いた。
高杉は「すごい人生の壮絶な話で、本当に。結構興味をそそられた」とした上で、「結局、(飛行機に)間に合ったんですよ。ちょっと小走りで空港に」と当初の予定には間に合うことが出来たことを明かしていた。
◆取材・文=山田健史

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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