福田雄一「今回もアッキーは本当に素晴らしい」
また、7年の時を経ての再演ということで、前回と違った今回の見どころについても質問が及ぶ。すると、福田と加藤、瀬奈が「いい意味で“ダメ感”が増している」と、中川の変化について口をそろえる。
「初演で若干残っていたミュージカル俳優のキラキラがいい意味で全く無くなっている。他の演目ではちゃんとキラキラしてるわけじゃないですか。ミュージカル俳優でダメ感出せる人なかなかいないと思うんですよ」(福田)「言葉はあれですけど、こんなにダメダメな、そしてそれが愛おしいと思うアッキーさんはなかなか見られない」(加藤)「ダメさが増していて、倍守りたいとか、倍愛おしいとか思えるので、かわいいです」(瀬奈)と、それぞれがニックの魅力を語った。
ベタ褒めされた中川は、喜びをあらわにしながら「コロナ禍に福田さんと番組で会うたびに、あの時暗い気持ちになってたけど、パッと福田さんと共通項で思い出せる作品がここだったっていうのもあって。7年間の中で、最初は福田さんが怖い人だという先入観があったけど、実は飛び込むとすごい優しい方なんだというのがだんだん分かってきて、ちょっと自分をさらけ出せるようになったのかなって。そういうので化学反応が起こっているのかな」と分析する。
さらに福田は「僕は役者さんと役作りの話は絶対しないことにしているんですけど、アッキーと最終稽古の前の日に初めてしたんですよ。ニックってこうあるべきだよねって話をさせてもらって。で、最終稽古が『何だったら永久にこの状態が続いたらいいね』というくらいニックが素晴らしくて。本番が始まる前にこんなに褒めるのもあれですけど、今回もアッキーは本当に素晴らしいと思って、それは見てほしいなと思います」と絶賛していた。
































