Travis Japan・宮近海斗が、12月20日に都内で開催された映画「楓」公開記念舞台あいさつに、福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、行定勲監督と共に登場。本作のキャラクターにちなんだ質問に「○」か「×」かで答える場面で、持論を展開した。
大切な人を失った男女の運命を描くラブストーリー
本作は、スピッツの「楓」を原案に大切な人を失った男女の運命を描くラブストーリー。事故で双子の弟を失った涼(福士)は、弟の恋人・亜子(福原)に弟と間違えられたまま恋人として過ごす。しかし、亜子もまた“秘密”を抱えていた。2人がそれぞれ葛藤を抱えながら、涙の先に希望を見いだしていく姿を映し出す。
舞台あいさつでは、SNSに届いた作品への感想を見ながらトークをすることに。亜子の行きつけの店の店長・雄介を演じる宮近は「ニュージーランドは私が行きたい国No.1なので出てきてうれしかったし、さらに行きたくなった」などと書かれた感想を読み上げ、「物語もそうですし、音楽もそうなんですけど、映画『楓』の“画”の力も存分に体感できる作品だと思います」とコメント。
その上で「日本で撮影された場所もそうですけど、ニュージーランドで撮影された画の素晴らしさ。まるでニュージーランドにいるかのような体験、あの景色を見て行きたい方も今まで見たことない方もニュージーランドを知れる作品ですし、僕も見た後にニュージーランドって素晴らしい国だな、行ってみたいなと思いました」と旅行代理店の営業マンのようにニュージーランドをアピールし、自分はロケで行けなかったものの完成した映画を見て行ってみたくなったという思いを伝えた。
登場人物にちなんだ質問に「○」か「×」かで答えるコーナーでは、「涼のように好きになったら自分より好きな人(恋人・家族など)のことを優先してしまうか？」という質問が。これには全員「○」の札を挙げ、宮近は「『好き』って感情には勝てないといいますか、時にそういう思いって人を溺れさせたりもするし、幸せにしたりもするし。とても難しい感情ですけど、すてきな感情だから、僕はそこが強くなっちゃうかもしれないですね」と持論を展開した。
宮近、悩みを吐露「素直になれない節はあるんですよね…」
また、「日和(石井)のように好きなことを真っすぐ好きだと伝えるか？」という質問には宮近だけが「×」を挙げ、「終わった～…」となぜか以心伝心ゲームで1人だけ違ったときのようなリアクションを。
「×」を選んだ理由について「いろんな邪魔なものがあるんですよ。プライドだったり照れとか、『好き』とかのワードじゃなくても素直になれない節はあるんですよね…何でなんですかね？」とこぼし、悩みを打ち明ける。
それを受けて福原は「素直になろう！(笑)」とシンプルに助言し、宮沢は「飛び込んで好きなものは好き！って言うしかないですよね。僕は好きと言えるんですけど、嫌いなものは嫌いと言えないタイプ。だから好きなことは好きとトコトン言う」と自分のことに置き換えてアドバイスすると、宮近は「分かりました！思いがあることに対して真っすぐ飛び込んでいくと自分も変われるのかなって感じました」と素直に受け止め、「○」に変えていた。
さらに、自身が演じた雄介にちなんで「雄介のように人に相談されることが多いか？」には「○」を挙げ、「聞き手になることのほうが多いですね。自分が素直に言えないので、人に言おうとはあまりなれないです」と話し、Travis Japanのリーダーとして相談されることの多い立場だけに「メンバーみんなで話すときは立場があるので最終的にはまとめたり、それぞれの意見を聞くことに慣れているので」と実感を込めて語った。
映画「楓」は全国公開中。
◆取材・文＝森井夏月(STABLENT)
