3月13日(土)から公開される映画「時をかける少女」のプレミア試写会が、4日、都内で行われ、主演の仲里依紗と、谷口正晃監督、挿入歌と主題歌を歌ういきものがかりが舞台あいさつを行った。
本作は、筒井康隆の同名SF小説の、その後の物語を描く青春映画。時間をさかのぼる能力を持つ女子高校生のあかり(仲)が、母(安田成美)の果たせなかったある思いをかなえるため、母の青春時代を旅する。
劇場版アニメ「時をかける少女」('06年)でもヒロインの声を演じた仲は、今回の映画について、「素晴らしい作品なので緊張とプレッシャーがありましたが、お芝居の楽しさを感じながら、伸び伸びと役に向き合うことができました」とコメント。さらに、ステージに置かれた本作の大事なシーンで登場する桜の木を見て、「作品の中にある、桜並木だけが'70年代と現代で何も変わっていないという部分がとても好きです」とお気に入りのシーンを語った。
谷口監督は「この作品は人の尊さを描いています。主題歌や挿入歌は、伝えたいことのすべてを歌い上げてくれています」と作品に込めた思いを告白。また、いきものがかりの吉岡聖恵は、実際に映画を鑑賞し、「映画の主人公の少女と相手役の男の子の恋愛模様を見て、忘れていた何かがよみがえりました」と絶賛した。
いきものがかりが歌う主題歌「ノスタルジア」のPV映像が上映されると、PVに出演している仲は「すみません。私なんかが出ちゃって…」と申し訳なさそうにしたが、いきものがかりの水野良樹は「この曲は僕が19歳の時に作った曲で、思い入れの深い曲です。ぜひ、またPVに出てください!」とラブコールを送った。
3月13日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショー