又吉直樹と西野亮廣 対談「『好きを追求すること』と『その代償』」(連載最終回)
西野 逆にヘンだなと思ったのは、同業者から「ひな壇出ろよ」みたいなのがあった当時、なんか「あれっ?」って思って。ひょっとしてみんなは、ひな壇を我慢してやってんの? と思ったわけ。「お前も一緒にストレス感じろよ」っていうふうに、なんか聞こえた。
又吉 確かにヘンやな。
西野 そもそも、そこがすごく憧れのステージで、好きでやってるんだったら言わないじゃない? 本当にその人にとってひな壇が憧れのステージだったら。たとえば草野球をやってる人にメジャーリーガーが「メジャーリーグに出ろよ」なんて言わないじゃない? つまり、本質的にひな壇をディスってるのは「ひな壇出ろよ」って言ってる人なんですよ。
又吉 ほんまにそれ、そうやわ。でも、僕らは西野くんと違ってテレビに出れなかった時期が長いんで。ひな壇出れたら喜びはあったけどね。ただ、得意ではなかった。一回VTR見てる時に、ほんま生理的現象で、たぶん苦痛で寝てしまった(笑)。で、V終わりに「又吉、今寝てたやろ」って言われて。全力で「寝るわけないじゃないですか」って。普段は全然人につっこまないのに、そん時だけは全力でつっこんだ。でも寝てました。寝てしまうのは、やっぱり苦手なんやろなと思って。
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