――リアクションやアドリブで面白いところはありました?
楠木:葉月が加速するシーンがあったんですけど、叫び声がアドリブだったんです。最初は普通に「わ~~~!」って言ってたんですけど、「もっと激しくお願いします」と言われ、頭の中でどうしようどうしようって。でも、ここは葉月の本気だろう!と思って。引っ込み思案とかは全部捨てて出たのが「おららららららーー」でした(笑)。
末柄:めちゃめちゃ可愛かった!
楠木:普段、あんなに高いテンションで動かないですから。だいぶ葉月ちゃんに憑依してもらわないといけないなって思いました。
末柄:収録中は、ともりちゃんの葉月ちゃんに近づこうって気持ちがすごく伝わってきたな。ともりちゃんが演じている姿を見ていたら、そこに葉月ちゃんがいて、一生懸命、体を使って表現しているんだなって思うんです。第1話なのに感慨深かったです。
――葉月を通して、楠木さん自身も成長できる感じがしますね?
楠木:そうですね。葉月ちゃんと一緒に成長していきたいと思います!
――第1話の段階ですが、気になるキャラクターはいましたか?
楠木:私は、美沙お姉ちゃんかな。完全に葉月と真逆なんですよ。今、距離感がお互いにつかめないでオドオドしてるんですけど、そこをどうやって分かり合っていくのかが気になりますね。実は、私も姉がいるんですよ。私は姉との距離感は分かっていますけど、葉月ちゃんは家庭の事情があって、思春期の中で出会った義姉という存在なので、近づきにくいんじゃないかなってすごく思うので、今後、家族とどういう関係を築いていけるのかが、親目線で気になっています。(義母の)冴子さんもキツイ感じだから、ハードルが高そうですけど。
末柄:私は、カザンさんがとても気になっています。可愛くて! 気が強くて近寄りがたいところもあるんですけど、そこから踏み込んだ時に、可愛らしい姿が見えるんじゃないか、みたいな。ちょっと髪の毛がざんばらな感じとかが、大型犬みたいで好きです(笑)。わしゃわしゃしたいです! でも怒られるかなぁ。
楠木:それを考えると、まだ第1話だから本性が出ていないというか、誤解されやすい人が多いですよね。踏み込んだらいい子なのに、接し方が不慣れとか、思春期特有の空気を感じます。
末柄:それと得体の知れない学園長ね。ずっとどんな先生になるんだろうって、楽しみだったんです。今後いい意味でしでかしてくれるところがありそうですよね。静ちゃんと学園長が2人で会話するシーンもあったので、何を画策しているのか気になっているところです。
下に続きます