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ドラマ「まいど238号」で辻本祐樹がロボット役に挑む!

2010/03/19 09:24

会見には介護ロボット「まいど238号」も登場
会見には介護ロボット「まいど238号」も登場

NHK総合で3月20日(土)に放送されるドラマ「まいど238号」の制作発表会見が11日、都内で行われ、出演者の津川雅彦、辻本祐樹、まつこ(ハレルヤシスターズ)、岩本多代が出席した。

同作は、優れたシナリオ作品や作家を発掘することを目的に、日本放送作家協会が主催、NHKが後援し、毎年行っている「創作テレビドラマ大賞」の'08年度最優秀作品のドラマ化。引きこもりの青年・文也(辻本)は、祖母・ツネ(岩本)が余命3カ月のがんであることを知り、発明家の祖父・謙吉(津川)の助けを借りて介護ロボット「まいど238号」となる。3年ぶりに自室から出てツネの介護に献身する文也だが、認知症であるツネのがんはうそだと分かり、文也は物を投げ付けて暴れだす。引きこもりの青年と、青年の心の扉を開けようと奮闘する家族、看護士、友人たちの姿を描く。

津川は作品について、「引きこもりや認知症など、非常に重いテーマなのに明るく進行しているところが好きで(役を)引き受けました。こういう素晴らしい作品が世に出ていくことで、ドラマを見る人が増えていくんじゃないでしょうか」と絶賛した。また、役どころについて、「謙吉の中には、文也をかわいがり過ぎて過保護に育てた結果、偏った子どもに育ってしまったという思いが常にあるんです」と分析。続けて、「過保護な謙吉を演出するため、(謙吉が文也を呼ぶ時に使う)“ふうちゃん”の呼び方にこだわり、文也への思いを込めました」と話した。

一方、ロボットの中に入って演技に取り組んだ辻本は「身動きが取りにくいロボットで、少し動いただけで壊れてしまうので、美術さんに何度もお世話になりました」と苦労点を明かした。続けて、「『まいど238号』の顔や動きに表情が付くように心掛けました。見ている方に、少しでもロボットの中にいる文也の気持ちが伝わればいいと思います」と力強く語った。

また、顔の見えないロボット相手の演技について、看護士・正美を演じたまつこは「ロボットからちょっとだけ見えている辻本さんの口や、手の癖みたいなところに目がいってしまいました。初めての芝居でしたが、ロボット相手にやりにくいということはなかったです」とコメント。

岩本は、ロボットを神様だと思っていたツネのせりふを用いて、「『お迎えに来てくれた神さん』だと信じきっているので、何の違和感もありませんでした(笑)」と会場の笑いを誘った。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

ドラマ「まいど238号」
3月20日(土)夜9:00-9:45 NHK総合で放送

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