花村想太×山本涼介が互いの憧れを告白! 「人間らしさがぴったり」“もののふ”シリーズ最終章を語る
この作品がなければ書けなかった言葉
――さらに今回は初めての単独座長というところで、のしかかってくるものも多そうですが。
花村「う~ん…。座長って仕組みをあまり理解してないからな~。座長が何をしたらいいか分からないので教えてほしいくらいです。2作品とも座長だったので、ほかの方がどうされているのか見たことがなくて、何が正解なのか。こうなんだよって教えてくれる人がほしい」
――じゃあ山本さんから“座長”指南をするとしたらまず何を?
山本「僕も座長は1回だけですから(笑)。でも、そのときはあまりに意識し過ぎず、自分のすべきことを必死にやっていました。最後の舞台上でのあいさつで、座長が最初にお辞儀するのが、目に見える大きな違いですかね」
――ちなみに、山本さんから見て花村さんの座長ぶりはいかがでしょうか。
山本「差し入れをたくさんしてくれますね」
花村「(爆笑)。座長っぽいことはしてないですね」
――本作では、テーマソング歌唱と作詞も花村さんが手掛けたそうですが、楽曲にはどのような思いを込めましたか。
花村「レコーディングはこのインタビューの後なので歌ってみないと分からないですけど、よくなるかなとは思って作っています。中島登は伝えることがメインの役。今までこういうことがあって、こういう決意や曲があったんだよと、もののふシリーズを伝える意味での音楽や歌詞にしたいなと思って。過去2作のサントラに入っていた7曲のタイトルを入れたりいろいろと試行錯誤しました」
――役作り以外のところ、作詞のために改めて作品を見返す作業があったのですね。
花村「そうですね。例えば『集団は集まったときが頂点だ』という西田さんの言葉。そこから目標や終わりに向かって進んでいくんだとおっしゃっていて。それで『終わりある旅をした。誓いを立てたから』って歌詞を書きました。そういう会話の中から生まれた歌詞がけっこうあって、この作品がなければ書けなかった歌詞しかない。すごく楽しかったです。トータル2時間くらいで書き上げちゃいました」
山本「楽しみです」
花村「ホントか?(笑)」
山本「電話で打ち合わせしているのを見たことがありました。芝居自体も大変なのに、並行してテーマソングの方も作っているのはすごいなと思いながらその場を通り過ぎたんですけど(笑)」
花村「逆に言うと、音楽を作る方は何の苦もないかな。いつもやっていることとそんなに変わらないので、息してるのとそんなに変わらへん」
山本「カッコイイ!」
花村「気負いせずとも書きたいものがあれば出てくるし、歌も多分、よく歌えると思う。僕が思っている“もののふ”の音楽と、皆が思う、求めている“もののふ”の音楽が一致するかどうかの方が心配です。制作過程なんかよりも全然。一番最初に聴いてもらう時が一番嫌。合わなかったらしょうがないけど悔しいなと思うし」
作・演出=西田大輔
出演=花村想太(Da-iCE)/久保田秀敏、山本涼介、杉江大志、健人、近藤頌利、林田航平、山下聖菜/中村亀鶴/萩野崇、越村友一/青木玄徳、荒木宏文/的場浩司
2018年2月8日(木)~2月18日(日)天王洲 銀河劇場にて上演
2018年2月23日(金)~2月25日(日)森ノ宮ピロティホールにて上演
公式サイト http://www.mononofu-stage.com/
(C)舞台「もののふシリーズ」製作委員会
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