BS12 トゥエルビにて、毎週金曜深夜に放送中の「ザ・カセットテープ・ミュージック」。マキタスポーツと音楽評論家・スージー鈴木が1980年代の歌謡曲について語り尽くすという、マキタいわく「おじさんたち垂ぜん」の同番組だが、2月2日(金)に「沢田研二」が特集され、話題となった。
番組内でたびたび取り上げられながらも、特集されるのは初めてとなる沢田研二。深夜の放送にもかかわらず、オンエア中からSNSを中心に「待ってたー!」、「30分では足りない!」、「このために目覚ましかけてた甲斐があった!(中略)夜中にテレビだけついた部屋で一人泣きました」など、感動の声が相次いだ。
収録を終えた2人に特集の理由を聞くと、スージーは「2018年6月25日、沢田研二さんは70歳になります! サザンオールスターズがデビュー40周年を迎える日と同じですし、国民の祝日にするべきなんですが(笑)、そんな今年だからこそ取り上げるべきだと」と熱弁。
マキタも「ある年代の人たちにとって、沢田研二さんの影響は本当にすごいものだったんですよね。でも、彼が音楽的に語られることは少ないです。そのあたりをスージーさんが執念深く、掘り下げています(笑)」と続けた。
「この番組はそういう、墓堀り人みたいなところもありますから」と笑うマキタ。「あちこちに話が飛びながら、すごいところまで掘って行っちゃうこともあるんですけどね」と話す通り、番組内でウラの名曲をセレクトして語る「B面」では、かなりエッジの効いた選曲がなされる。
特に今回の沢田研二特集は、マキタをはじめ、関係者、そして視聴者も絶賛するスージー渾身(こんしん)のラインアップ。「悩みましたけど、B面は“佐野元春さんが作った曲”とか“井上陽水さんが作った曲”というように、『沢田研二プロジェクトから出てきたミュージシャン』というテーマにしました。もう、これは超えられないでしょうね」と本人も自信たっぷりの様子。
「スージー監督が打順を組んだ、“スージーJAPAN”です。『TOKIO』が一塁打者ですからね。簡単に塁に出ちゃうのがこの番組らしい(笑)」と野球に例えたマキタは、「沢田研二さんの価値をあらためて世に問うといいますか、新たな面を見せられたと思います」と話した。
2月9日(金)は、「YMO特集」。「ライディーン」から、ちょっとシュールな「体操」やコント仕立ての名アルバムまで、YMOの功績を“掘り返す”。
また、「沢田研二特集」は、2月16日(金)にアンコール放送される。
毎週金曜夜2:00-2:30
BS12 トゥエルビにて放送
※2月9日(金)は「YMO特集」、2月16日(金)は「沢田研二特集」(アンコール)を放送
【HP】https://www.twellv.co.jp/event/cassettetapemusic/